新ソード・ワールドRPGリプレイ集NEXT5 トライアル・トラブル みんなのレビュー
- 監修:清松 みゆき, 著者:藤澤 さなえ, 著者:グループSNE, イラスト:かわく
- 税込価格:638円(5pt)
- 出版社:KADOKAWA
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紙の本
目指すは盗賊ギルドの大幹部?そんな無茶な……
2005/12/27 11:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
TRPG『ソード・ワールド』では、レベル3で一人前、レベル6以上は英雄クラスという考えが一般的。筋力に物を言わせたファイターはおらず、雑魚キャラの代名詞ゴブリンの何気ない一撃であの世に旅立ってしまうくらい生命力が低く、常にダイス運の強さで冒険をこなしてきた我らが“ぺらぺらーず”も、なんとか5レベルまで成長した。プレイヤーの野望もあり、目指すは盗賊ギルドの大幹部ということで、いよいよ強大な敵との戦闘を繰り広げることになる。
監修の清松みゆきからOKをもらったGM藤澤は、これまでに例のない“盗賊ギルド幹部への道”というキャンペーンを立ち上げる。不安に駆られつつ、それでも意気込んであれやこれやと策謀を張り巡らせるのだが……彼女のおっちょこちょい振りは今に始まったことではない。今回もまた、楽しいボケっぷりを披露してくれるのだ。もっとも、GMとプレイヤー両方がベテランだったとしても、何が起こるか分からないのがTRPGである。彼女だけを笑うのは、少々酷か。
この“ぺらぺらーず”シリーズはバランスの悪いパーティーと新人GMの組み合わせということで、GM初心者のマスタリング見本として以外は、純粋に物語を楽しんだ方が良い。通常ではほとんどプレイすることがないであろう“盗賊ギルド幹部への道”などというキャンペーンが始まってしまった今回以降は、お手本としての機能には更に期待できなくなるだろうし。
それにしても“ぺらぺらーず”、よくここまで成長できたものだ。知恵を振り絞って闘うその姿は、楠木正成や真田幸村といった知将の姿を彷彿とさせる……と、ここまで言ったら褒め過ぎか。とにかく、こうなったら、最期までしっかりと見届けたいものだ。
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