紙の本
設定はおもしろいが、内容がそれを生かせていない感あり。
2015/09/09 09:54
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽く楽しめることは楽しめるが、あまりにも非現実的すぎて、のっていけなかった。フィクションだから、リアリティがなくてもいいというわけではない。
「能力と能力を交換する」という設定事態は変わっていていいと思う。問題は、その変わった設定をどうリアリティのあるものに感じさせるかではないだろうか。話の流れがリアルだとか、なるほどそれは交換したいだろうと思わせるものにするとか、どこかにそういう要素がないと馬鹿らしくなってくる。更によくないのは、能力の交換で幸せになるというより、後味悪いものが多くいところ。前提とした設定の発想はおもしろいのだから、描き方にもう少し工夫がほしかった。
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誰かのいらない能力を他人の能力と交換したら、という話。
新しい能力を生かす人、悲惨な目にあう人、結果は人それぞれ。「狙いどおりは」の結末は爆笑、かつ爽快。
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【あなたのもてあましているその能力、誰かの能力と交換します】あなたの「能力」を誰かの「能力」と交換しますという文句に導かれ三波は「ばくりや」を訪ねたが――人々の悲喜劇を描く連作短篇集。
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全7編収録。どの話も面白かった。能力を交換したことでブラックな結末を迎える人もいれば命拾いをする人もいて、オチにひねりがあった。「ついてなくもない」は展開が予想外で、ラストの「きりの良いところで」に繋がっているのも上手い。
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雨男とか特殊(?)能力でお困りの方。
他の能力と入れ替えますよ。
笑うセールスマン的な黒さをどうぞ。。。
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あなたの「能力」を、あなたにはない誰かの「能力」と交換いたしますー「ばくりや」という不思議な店を訪れた人々の悲喜劇を描いた連作短篇集。
ハッピーエンドあり、悲劇あり、ほのぼの系もあればどんでん返しありで、連作短篇にありがちな単調なストーリーではない。他人より秀でた能力を持つことの哀愁と苦悩、そして人間が常に抱く「生まれ変わりたい」という欲望への風刺がピリリと効いている。
カバーイラストが藤子不二雄Aなのは、もしかしてあの漫画を意識したのかも?
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自分のとある「能力」を他人のとある能力と交換するお店を舞台?とした連作短編集。心温まる話あれば、ブルーな話もあり。
最後の話のラストが秀逸。長編としても面白い。
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連作短篇集。
自分の持つ能力を、他の人の能力と交換してくれる。ただ、どんな能力と交換されるのかは移植されるまでわからない。
果たして交換は良かったのか、悪かったのか…
『さよなら、ギューション』が切ないけど、一番好きだった。
2016.7.13