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【期間限定特別価格】残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 みんなのレビュー

    一般書

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    みんなのレビュー231件

    みんなの評価3.7

    評価内訳

    231 件中 1 件~ 15 件を表示

    紙の本

    「たったひとつの方法」は探せないかもしれない、選択肢を一つ増やす/考えるきっかけにはなるかもしれません

    2011/04/18 09:43

    3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:rindajones - この投稿者のレビュー一覧を見る

    「雨の降る日曜は幸福について考えよう」(「知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語」)を先日読んだ。本書はその発展的内容というより

     自己啓発によって人は変わることができ(更には世界も変わって)
     人は幸福になれるのだろうか?

    もっと平たく言えば

     人の能力を向上させることが出来るか?

    を考えている。「雨の降る...」より「亜玖夢博士のマインドサイエンス入門」を想起させる内容だった。「亜玖夢博士の...」が幸福が主なテーマではないにも関わらず。

    カツマー(勝間和代)とカヤマー(香山リカ)の論争のことは知らなかった。本書の序章で知ったその論争は非常に興味深い。どっちの言い分も正しいのでしょうが、橘氏の指摘のように議論はそもそも噛み合っていないと私も思う。本書はその論争に端を発した第三の見解と捉えることも出来るかもしれないが、著者は別段この論争に加わる気は無いと思います。

    著者は「この世界が残酷だということを、僕は知っていた」で本書を始めているように「この世は残酷」という前提のうえで、幸福になることを模索している。「幸福になること」は少し語弊があるかもしれない、幸福のカタチを紹介している、という感じでしょうか。勿論、著者らしく何ものも強要していない、紹介しているだけです。

    なので、タイトルの「たったひとつの方法」を教えてくれるという期待を裏切られる方は少なからずいると思います(でもさ、たった一冊の本で「幸せの方法」を期待するのもどうかと思うね)。

    余談:しかし、著者のこの手の本のタイトルは誤解が招く、ちょっぴりイケテナイのが多いような気がする。この業界では、この手の本のタイトルにはこのぐらいのが良いのかもしれないが、良く分からない。

    本書を読んで、その「たったひとつの方法」を私自身が見つけたかと問われればYESと応えるでしょう。正しくは「やっぱそうだよな」という程度。それより良かったのは、これから自分がやるべき道の選択肢を一つ増やすことが出来そうな予感を抱けたこと。具体的にここで書くのは野暮なので、しませんけどね。

    さてさて、どうでも良い話題ですが(なら書かなきゃ良いのだが...)、カツマーブームはまだ続いているのだろうか?カヤマーブームってあるのだろうか?ブームに乗って幸せを感じられるなら乗れば良いと思うけど、強要するのは良くないと思う。本人は強要していないかもしれないので、主張し過ぎるのはチョットどうかな、程度の疑問は呈したい。

    結局、人の幸せはそれぞれで、幸せを得られる方程式など存在しなくて(「**の方程式」って凄い変な表現だ、「メソッド」「パターン」ならちょっとは理解できるけどね)、日々を生き延びるために試行錯誤(それを「努力」と呼ぶ人もいるかもしれない)して、この残酷な世の中の日々を過ごさなければならないのです。

    あ?別に「残酷」と思う必要はありません。けれども「残酷」と知って生き抜こうという姿勢の方が、よりポジティブでいられると思います。ユートピアと思っていた挙句に裏切られるよりずっと幸せで、生き延びていけるような気がします。

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    紙の本

    刺激にみちた本だが説得力が欠けている

    2011/08/04 10:54

    3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

    著者は勝間和代のように「やればできる」という自己啓発論者に反発する. 「高度化した資本主義社会では,論理・数学的知能や言語的知能など特殊な能力が発達したひとだけが成功できる. こうした知能は遺伝的で,意識的に "開発" することはできない」という. それをみとめて「バザールに向かえ」,つまりグローバル化した世界のなかでは「ロングテール」のなかになら特別な能力がなくても自分の好きな仕事をみつけられるだろうという. いろいろ刺激にみちた本だが,肝心の最後の部分には説得力が欠けている.

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    紙の本

    本書の唯一の救いは私の大嫌いな中国人が、あたかもスーパーマンであるかのように描いていた前作までと違い、本書には中国人のキャストは全く出てこない(リンレイも中国マフィアの陳も出てこない)。これだけが唯一の救いと言えば救いだ。

    2010/10/22 18:18

    20人中、13人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:塩津計 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    「橘玲も衰えたなあ」。それが本書を読んだ印象である。とにかく暗いのだ。以前、橘が書いた本には独特の明るさがあった。橘は、ご存じ「海外投資を楽しむ会」の創業メンバーだ。この会は「日本の証券市場は規制でがんじがらめで、野村証券を筆頭とする証券会社護送船団が財務省に守られ顧客を食い物にする構造になっている。こんな日本の市場にはさっさとサヨナラして、税金のかからないタックスヘイブンに口座を設けて資金をそこに移し、世界の金融メジャーリーグ市場(アメリカ、ロンドン等)で高度な金融テクを駆使して高収益をあげて独立しよう」と呼びかけ、当時、ITバブルで湧きかえっていた欧米市場に勇躍漕ぎ出した(漕ぎ出そうとした)のである。当時、私は、この会に集うオツムの弱そうな自称投資家たちと大論争した。私は抜群の経済力を誇る日本経済の実力は相当なもので、日本円には常に円高圧力がかかっており、少々外国で儲けても、円高になればその大半が吹き飛んでしまう。それよりアジア金融危機で暴落した日本株を買った方が為替リスク無しで儲けることが出来るんじゃないか」と論陣を張ったのだ。その後、ITバブルが崩壊し、私と大論争していた相手は何時の間にか消えてしまった。しかし、その後、今度はアメリカと欧州で盛大な不動産バブルが発生し、欧米株は再び急騰。海外投資を楽しむ会の連中も元気を回復したかに見えた。しかし、そのあとがいけない。ご存じ、リーマンショックである。あれで欧米の株式市場は文字通り崩壊している。欧米の金融機関や証券会社の株は大きく落ち込んだ。本書で橘が醸し出す独特の暗さ(ある種の諦念さえ感じさせる)は、今回のリーマンショックで橘が負ったであろう金融資産へのダメージと無縁ではないように思えるのだが、これは気を回し過ぎだろうか。

    「お金なんか持っても、人間幸せにならないよ」と言った調子の後ろ向きで暗い話が多い中で、「日本人は会社が大嫌いだった」という部分は半分当たっていると思うし、半分は間違っていると思う。橘は日本人に自殺が多いのは理不尽な雇用制度にあるという。橘は、弱肉強食で過酷な人生を歩む人が多いはずのアメリカに自殺が少ないのは、アメリカの制度が透明でオープンで本人と組織が相対して双方納得ずくで格差をつけるから、そこで暮らす人は案外日本人ほどストレスを持たないかのような話をするがウソである。日本に自殺者が多く、アメリカに少ないのは、宗教の問題もあるだろうし、もうひとつは本文にも出てくるヤクザ社会に似た濃密空間である日本では、一旦社会不適応者の烙印を押されると、その人間はまず再生できない(やり直しがきかない)構造になっていることが大きいと思う。ただ日本的雇用がマイナス面ばかりのように橘は書いているが、日本的雇用の真っただ中にいる人間として一言いわせてもらうと、この橘の評価に私は大いなる違和感をいだかざるをえないということになる。確かに日本は「能力主義」の社会ではない。日本では「資格の取得」はほとんどの場合、意味を持たない。たとえMBAを取得しても、それが故、急にポストが上がったり給料が増えたりと言ったことにはならない。弁護士の資格を持っていようが公認会計士の資格を持っていようが、だからといって社内の人事考課で非資格保有者に比べ圧倒的優位にたったりはしない。大学の専攻や資格は考課の一要素に過ぎず、もっとも重視されるのは「周囲の総合評価」であることは橘が書いている通りである。もちろん以前より給与格差は増えているようだ。ただ2倍も3倍も違うかねというと大半の企業がそうはなってはいない。皆さん、結構な給与をもらえるのだ。しかも考課が不十分なまま年齢を重ねるとどういうことになるかというと、仕事がどんどんどんどん減るのである。メールもほとんど来ないし打合せもない。ひたすら机に向かって静かにじっとしていることになる。確かにこれは退屈でしんどいことかもしれないが、解雇はされないし給与は相変わらずもらえるのだ(不祥事や犯罪をおかせば話は別)。一方、責任あるポストに就いた人は、確かに部下も増えるし仕事は増えるが、その分、ストレスも急増する。土日も接待ゴルフが入り、海外出張で長期に家を空けることもしょっちゅうだ。転勤も多くなる。責任ある地位に就けばつくほど、あちこちの支店長や支配人として転勤することを求められるのだ。だから出世する人ほど家庭が空洞化し子供がぐれるというケースも起こりうる。一方、そうでない人がかえって家族サービスをたっぷりして土日もゆっくり休んで健康なんてこともありうる(もちろんその逆もある)。ただ重要なことは、日本の組織内で何よりも重要視されるのは「協調性」であり「素直さ」であるということだけは言っておこう。日本人は組織で仕事をする。個人の知識や能力は、あまり問われない、3人寄れば文殊の知恵というが、個人で知っていることなんてたかがしれている。それより誰とでも円滑にコミュニケーションでき、多くの人をまとめ、チームの総力を結集できるような人のほうが、結果として、より多くの知恵を集め、良い結果を出せるものなのだ。日本の組織で何より邪魔なのは、己の能力を鼻にかけ、周囲を小馬鹿にしたりする人。「能力ある私に向いているのはこの仕事であって、ほかの雑務なんかできません」などと言うやつは最悪なのである。日本の組織が求めているのは均一な角砂糖みたいな人材であって、とげのある金平糖や、ジグソーパズルのピースのようなユニークな人材は邪魔なのである。昨今、「世界でひとつだけの花」なる珍奇な歌が流行った。「ナンバーワンよりオンリーワン」などこの歌は個性を煽るが、個性のある人材なんて邪魔なだけなのである。これは実際にチームの長になり、組織を動かす立場に立てばすぐ分かる。組織運営で何より邪魔なのは自己主張が強すぎる自分勝手な人、何かと周囲と喧嘩してはチームの雰囲気を悪くしムードを暗くする人である。それに角砂糖型人材は組織の効率的運用や改変にも非常に向いている。日本では解雇は出来ない。一旦やとったら定年までクビになることはまずない。しかし組織を取り巻く環境は絶えず変化し、時代の変化に合わせ、組織も柔軟にかえていかなければならない。今日まであった部門が明日からいらなくなることなんて日常茶飯事だ。こういう時、簿記一級取得者であるがゆえに経理専門要員として採用された人でも、明日から営業をやってもらう、中国に駐在してもらうなんてこともあるわけだ。こういうことが出来るのが日本の組織の最大の強みなのだ。「転勤はいやです」「私は営業する為に入ったのではありません」なんていう奴ばかりだと、整理解雇するしかリストラの方法がなくなるが、日本では素直に職種の変化に応じる社員ばかりだからこそ、大胆なリストラせずに会社を維持し発展させることが出来ている訳だ。この辺りを理解できていない橘の悲しい現実を目の当たりにして、かつて輝いてみえた橘玲も「衰えたなあ」と読後、思わず嘆息してしまう私なのであった。

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    2010/09/29 01:10

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    2011/08/13 18:35

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    2010/09/30 21:28

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    2010/10/24 21:33

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    2010/10/12 18:04

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