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紙の本
ビルゲイツを振った女
2005/09/28 12:10
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国人の父親と日本人の母親を持つ青。ネットスケープ社に参加、その後自ら起業する。会社は発展し、あのビルゲイツをして5000万ドルで買い取りたいと言わしめる。が、青はそのビルゲイツの申し出を断ってしまう。自分の信念との差異、それが理由。その事でまた、IT業界に名を馳せる。そして、青が次に狙ったのは、日本のIT市場。
1999年〜2001年にかけての、IT革命黎明期。無数のベンチャービジネスが生まれ、そして消えていった。その中で奮闘した一人の女性の物語である。2部構成となっている本作品、1部は起業から七難八苦しながらも株式公開するまでの道のりを描き、第二部は株式公開はしたものの会社乗っ取りの魔の手に終われ、会社を失う窮地に立たされてしまう様が描かれる。
素材として使われているのは「インタネット検索エンジン」である。ヤフーやグーグルに代表されるが、青は「タコボール」という新しいプロトコルを持ったエンジンを開発する。超高速かつ、的確な結果をもたらすタコボールは、一気に世界中に認められるようになるのだが。
だけに、その技術を狙う者達が後を絶たない。そして、青が本当にやりたかった事。「分散コンピューティングシステム」に絡んだ黒いやり取り。果たして青は巨大な魔の手からタコボール社を守ることが出来るのか!?
IT業界に詳しい人間、もしくはベンチャーや株式に興味のある人間には非常に面白い一冊だと思う。そうでないとしても、和製エンタテイメントコンゲーム作品と見れば誰もが楽しめる作品かもしれない。ただ、どんでん返し?を狙った為か終盤ごちゃごちゃし過ぎの感がある。以前の作品T.R.YやC.H.Eのような、スカっとしたエンディングになっていないのが、イマイチだったかも。
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