紙の本
やすらぎのドクタースリープ
2015/09/06 21:07
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投稿者:スリーピングドッグ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長過ぎて疲れるか、短かくて理解に苦しむキング作品の中で、ほどよい量の読みやすい作品。シャイニング続編。
ダニー(ダン)もすでに大人となり、ドクタースリープとしてシャインの力を人のために使っている時代へと入っていく。
ダンより強いシャインの力を持つ少女と、この世ならぬ者達との対決を通して、本当の自分の立ち位置を見い出していく。
なつかしくもあり、感動的、心あたたまる、力を与えてくれるストーリーに仕上がっていて、とても良かった。
紙の本
シャイニングの続編
2015/08/30 01:28
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投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
キングの場合、他作品も似た傾向にあると思うのだが、何せ背骨のガッツリした長編だけに、背景設定が綿密に組み立てられて行く冒頭三分の一くらいは、ガッツリわしづかみで急加速しているとは言い難い。この辺が冗長だと思う向きはあるかもしれないと思う。
しかしそこを越えて話の全容が見え始めると、もう身動きできなくなってしまった。搦め手でドロドロした怖い世界観が醸成されていくとともに、輝く者たちの戦いへの道のりが示されていく。このややこしいようで直截的な勧善懲悪コントラストにかなり痺れた。
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普通かな
2015/08/25 23:43
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投稿者:PK - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前(もう30年前)に読んだシャイニングにはまり、スティーブンキングを全てよみました。シャイニングの続編という事で期待が高すぎたかもしれません。
もう少しオーバールックホテルにまつわる話があってもよかった気がします。
話はおもしろいです。キングの中では読みやすいですね。
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「シャイニング」の続編。
映画しか見ていないので、原作との違いが判らないまま読み始めましたが、一部でダニー少年がオーバールックホテルの亡霊からの解放、アル中時代を経てダン中年になって落ち着くまでが描かれることで、前作未読でもわくわくしながら現代まで到達しました。
二部以降は強力な「かがやき」を持った少女の登場、「かがやき」を持つ人から「命気」を吸い取ることで生き永らえる「真結族」の暗躍が描かれ、前作では悪霊?から逃げることしかできなかったダンが狙われた少女を導きながら対抗する姿勢を示していくことから、前作のホラーから怪奇サスペンスアクションになるような予感がします。
ホラー的なゾクゾク感がないのはちょっと寂しいですが、スリルとサスペンスの加速感があり、長編でありながら一気に読ませる力量はさすがで、いよいよ全面対決になると思われる下巻に期待大です。
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上を読み始めてすぐの印象、「あ~『シャイニング』を読んでいてよかった・・・」でした。
オマージュや関連本どころか、まるっきりの続編。ダニー坊やが・・・という話でしたので。
下に続く。
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キングのホラーそのもの。ここから、どんな展開が待っているのか?下巻読み終えるまでは眠れなくなりそう。
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あの「シャイニング」の続編。今度の敵はリアルに存在する「超能力者」の集団だ。お化けホテルの惨劇を生き延びた少年ダニーはトラウマ抱えて冴えないおっさんになって再登場、自分以上の能力「シャイニング」を持つ少女と知り合い、その少女をつけ狙う敵「True Knot」と戦う羽目になる。
だが前作でダニー少年の「シャイニング」が家族を怪異から守るのに何の役にも立たなかったのと同様、少女の能力も敵の能力も異様ではあるが地味っちゃ地味である。だから少年ジャンプ或いはx-men的なちょうのうりょくしゃのすげー戦いを期待して読む人は肩すかしを食らうかもしれない。
「今から行ったるからな」「ドアホこっちから行ったるわ」「バーカ」「バーカ」みたいな敵とのやりとり、すげー緊迫感なんだけど、ちょっと笑ってしまいました。
この小説の魅力は、特殊な能力は持たないが隣人の苦しみを見過ごせない勇気、それを行動で示す凡人の偉大さ、自分の能力をささやかに仕事に活かせる喜び、過去の自分の行ないを見つめること、今日できることを一度に一つずつ遂行していく勇気、みたいなものかもしれない。それって面白いかと聞かれたら、めちゃくちゃ面白い。怖い思いをさせるばかりで役に立たない、自分を世間から孤立させる能力を抱えて生きるってどういうことか、ちゃんと共感できるように書いてある。
身の毛もよだつシーンもあるし、よくこんな事を思いつくなあ!という展開もある。最近は話がくどくてしばらくキングの小説は敬遠してたけど、やっぱりすごい作家だと思う。
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「シャイニング」続編。あのダニー坊やが大人になっていて、しかも酒浸り……って!!! 序盤はあまりにショックな展開なのですが、それでも当然面白くないはずがありません。
成人してなお「かがやき」を失うことのないダンと、さらに強い「かがやき」を持った少女・アブラの出会い。そして人の命気を吸って生き続ける「真結族」。それぞれの物語が絡まって、いったいどうなるのか。上巻半ばにしてすでに目の離せない展開です。
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あのシャイニングの続編。たまたま、キューブリック版とキング版の映画「シャイニング」を見たばかりで
キング・ワールドにどっぷり浸かる。
ダニーも特異な才能をどうすることもできず、父親と同じアル中になってしまうなんて泣ける。
ダーク・ファンタジーに近いような印象ですが、他人の苦しみや痛みをエキスとする恐ろしい存在も、やはり現代的なの苦悩を暗示し「ホラー」として読ませる。いったん捕まれるとなかなか離してくれない。やっぱりキングすごい!
「かがやき」を使ってeMailのようにメッセージをやり取りするアブラのかわいさにまいりつつ下巻へ。
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上巻
やはり「シャイニング」を読んでたほうが入り込みやすい
前作で主人公だったダンは「かがやき」のせいで幽霊など、望まないものを見すぎてしまうため、力を弱めるために酒を呑むようになる。すぐにアル中になってしまい、望みのない行き当たりばったりの生活を営むようになる。
が、2000年に誕生したアブラという強大な力を持った女児に導かれるように更生し、ホスピスで死にゆく人たちと心を通い合わせることを天職とするようになる。周囲からはドクター・スリープと呼ばれるようになる。
一方、かがやきを持つ子どもたちのスチーム(苦痛や死亡にともなって吐き出される霊気)を吸って何百年も生き続ける真結族がアブラの存在を知り、これを拉致しようとする。
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『シャイニング』のダニーが大人になった話である本作。
9・11のことなど時事ネタを盛り込んでくるあたりさすがだなと思う反面、あの事件がどれほどアメリカにとってショッキングであったかを改めて感じた。
シュシュポッポきかんしゃチャーリーと思しき乗り物が登場したので、繋がってるなぁ。繋げに来てるなぁと思いました。
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映画を先に鑑賞。シャイニングを読んでからだいぶ時間が経っていたので思い出すのに苦労した。映画を見ていたので登場人物の姿がすぐに思い浮かんだ。キング作品はたいてい長いが、これはあまり長さを感じなかった。
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久々にどハマりして一気読み‼︎
キングって面白いなあ〜。
最近ちと読みにくいのが続いたけど、
今回はわかりやすい展開とスピード感で
ワクワクしながら読んだ\(^o^)/
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キング節。
展開の見事さは言わずもがな。
下巻読まねば、そわそわ。
ダンがちょっといい男だというところがポイント高い。
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あのダニーがアル中のおっさんになって戻ってきた時はどうしようかと思ったけど、楽しく読めました。アブラ強すぎ(笑)