投稿元:
レビューを見る
えすゴコロもえむゴコロも満たされるとゆう。。乙女の定番でしょ☆
8Bたま〜☆ たのしみにしてる!!!
投稿元:
レビューを見る
たとえば、悪魔がわたしにこう囁くとしよう。
『今まで体験したことのない快楽や享楽を与えてあげよう。但しお前は人間ではなくなる。それでもよければ甘んじてこの快楽に身を委ねるがよい』
勿論わたしはその言葉を受け入れないであろう。
だが、他人がその言葉に導かれて堕ちていくのをこっそりと覗くだけならやってもよい。
そんな人のためにこの本は書かれたんだろうなと思う。
可憐なドイツ人の恋人♀が、快楽に目覚めSに変態化し、気高い日本人の恋人♂が、快楽に目覚めMに変態化する。
淫靡な匂いのする妖しい世界にようこそ・・・・・・
投稿元:
レビューを見る
いやはや結末はそうだったのね・・再読なのに覚えてない。
でも改訂されすぎで最初読んだ内容とは違うんだろ。
読みづらかった3巻4巻を終え、ようやくたどりついた最終巻。
一度知った味は忘れられないからさ、リンの気持ちがよく分かる。
終わるとホッとしたようなさみしいような。
投稿元:
レビューを見る
1巻の中盤あたりまでは非常に不快で気持ち悪くなった。
後半からヤプーの在り方について興味が沸いた。
2巻からイース人の考え方に肯定的になり、3巻から世界に対して違和感を感じなくなる。4巻でイースの歴史に触れ、ヤプーと黒奴と白神への理解が深まり、5巻で従属し使われることの歓びを知る。
巻数を重ねるごとに自分の価値がわからなくなってゆく。奇書とはよく言ったものだった。
投稿元:
レビューを見る
最後は好きだけど、作品全体は作品が進むにつれてインパクトが薄くなっていくのが残念。個人手にはあと半分ぐらいの量の作品だったらもっと面白ったような気もする。作品の中の日本批判はありがちに感じた。
投稿元:
レビューを見る
いやー、すごい小説でした。いままで読んできた中だとソローキンの『青い脂』に近いぐちゃぐちゃのエロスと、突き抜けた、突き抜けすぎなほど突きつけたスカトロ描写、SM、人体破壊、人格破壊を怨念のように込めた作品です。同時にある種の無邪気さも孕んでいて、もはや恐ろしさを通り越し笑ってしまう。ここで描かれていることを「性愛」として受け取ることも可能だろうけど、今の時代、いやおそらくはこの作品が発表された1956年の日本においても殆どの人からは受け入れられない価値観ではあるので、間違いなく人を選ぶ小説です。私個人の感想としては、好みではあるものの、全体的に助長さが感じられた点と、無邪気さの反面うっすら見える著者の政治的思想がちょっとしんどかった、というのが本音です。たぶんもっと早く出会っていれば違う感想になっただろうし、10年後に読んだらまた違うものを受け取りそうではある。これはきっと哲学小説なのでしょう。読む人にとって猛毒にもなり得るほどの。
投稿元:
レビューを見る
一巻が一番面白かった。
とは言えどんな目に遭わされてもお仕えしたい人の存在って生き甲斐以外の何者でもない。
投稿元:
レビューを見る
全5巻を読了。一部斜め読み。
発表された当時は今とは比較にならないほどの問題作だったろう。エログロというだけでなく、日本の起源をおちょくる点も含めて、むしろ後者の方が問題視されてもおかしくない。
そして、そういう世界観とその背景にある理屈やこじつけ、言葉遊び、皮肉がこの作品の真骨頂なのだろう。
リンには革命を起こして欲しかったのだが、そうはならず残念。
投稿元:
レビューを見る
いやーなんとも壮大な物語だった。
全5巻の長丁場だったこともあって途中、中弛みもあったけど最後まで楽しく読ませていただきました。
そうかぁ麟一郎はそっちを選んだかぁ。
まぁむずかしい判断だったとは思うけど麟一郎の人生を思うとなんともやりきれない気持ちになった。
そして、クララも麟一郎もそうだけど人ってこうやって洗脳されていくんだなぁってのがよくわかった。
自分自身こんな世界に放り込まれたらきっとヤプーとして生きていっちゃうんだろうなぁ。
投稿元:
レビューを見る
大マゾヒズム小説読了。白人女性優位の世界観がこれでもかと記述していた。ペニリンガー、カニリンガーなどの生体家具はもうエロというよりグロテスクでむかむかした。世界観がペダンティックに展開されていくので戸惑うがそういうもんだと読み進めた。非常に戦後的で、日本の文化が“遡時転化”でイースのものに過ぎないと明かされていく。こうしたパロディを愉しむのがこの作品の要なのだろう。途中で俵万智『サラダ記念日』のパロディが入ったり、イーストウッドについての言及は意想外だった。河原さんの論考( https://researchmap.jp/7000013338/published_papers/40553854 )も参考になる。