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家畜人ヤプー

著者 沼正三

ある夏の午後、ドイツに留学中の瀬部麟一郎と恋人クララの前に突如、奇妙な円盤艇が現れた。中にはポーリーンと名乗る美しき白人女性が一人。二千年後の世界から来たという彼女が語る未来では、日本人が「ヤプー」と呼ばれ、白人の家畜にされているというのだが……。

家畜人ヤプー 第五巻

税込 678 6pt

家畜人ヤプー 第五巻

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家畜人ヤプー 第1巻

2002/03/12 04:23

怒濤の「押しつけ自虐史観」

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:於筋 揚羽 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「ヤプー」の世界にじっくり付き合ってみれば、「人のプライドや美意識がいかに政治的に操作されインチキにかけられるか」という事に色々と思い廻らせるだろう。だがサッパリと思考停止して、支配者を心から敬愛し素直に我が身を投げ出して、世の中の役に立つ喜びを教えられれば、抵抗するよりも救いを感じてずっと幸福になれる…。これが家畜人ヤプーこと、いさぎよくなった日本民族の姿である。



 二千年後の未来、白人の貴族を神と呼ばせる専制的な「イース帝国」がある。そこでヤプー:日本人は人類以下の畜生として見なされ、遺伝子操作や外科手術によって様々な畸形を加えられ「資源」として利用されている。それは、あたかもコンピューター内臓の家電のごとく知能と自意識を備えた、あらゆる家具調度品、ペット、果ては皮革用、食肉用として、である。要するに持ち主の面倒はかけず、常に有効、有用である為に最善を尽くして自己管理を行うという、ヤプーとはまことに繊細なはたらきをする、利用者には都合のいい道具・家畜なのである。
 また、あらゆるヤプー達は「白人に服従している」とは考えていない。ヤプーとしての誇りでもって社会に貢献している。ある者は便器として、ある者は椅子として、ある者は犬として。
 それぞれ決められた適正に沿って子供の頃から学校で神学、教養を身に付け職能訓練に励む。中でも大学を出て高いIQも備えた血統書付の者は貴族所有のエリートヤプーであり、最高の誉れとなる。そして何よりも、自分達の神妙な心がけと技能によってこそ、この神の世界は支えられているという自負がある。まさに帝国文化のにない手として、「美しいものを創りあげているのだ」という喜びで満ち溢れている。

 実際にどんな階級社会でも支配側は、被支配者からの支持、つまり彼等の自発性からくる服従をのぞめなければ階層が成り立たない。そのために宗教や伝統、道徳が精神的規範として大いにはたらいてきたのだが、しかし未だかつてこの「イース」ほど、それら規範をあくまで操作技術として周到に凝らすことに成功した社会はなかっただろう。それが可能であったのは、イース貴族は人民、ヤプーを従わせる「白神神話」について、いかににおのれに都合良く調子良く創られているかを、どこまでも自覚的に捉えて快楽・利便追求を止まないからである。
 しかしヤプー達はそうした白人側のごう慢さをも熟知しつつ、崇拝を惜しまない。もはや、「私は主人にどう思われているのだろうか」といった愛情不安にさいなまれる事もせず、ひたすらこの世界で繰り広げられる神話的美しさに陶酔している。そして与えられた「畜人論」や神学を我がものとしてより美学的に高めていく。


 
 奥野健男の第1巻解説によると、彼は雑誌「奇譚クラブ」で連載されていた当時(1957〜59年)ただ純粋に面白がって読んでたのに、その十年後、日本が高度経済成長を経てGNP世界第二位の先進国になって以降、「不愉快な日本人の劣等性が強調されていて不愉快」、となった心境の変化があったという。
 現在のいわゆる「歴史教科書問題」の中で、右派は日中戦争からの日本国への歴史的評価はこれまで不等に自虐的であった、と主張している。しかし、実際その「自虐的歴史教育」を受けてきた世代の多くは、かつての日本の「戦争犯罪」は古い世代における問題であって、同じ日本人でも高度経済成長以降に生まれ豊かさを享受する自分達を“自”虐しているとは思ってないのではないか。
 そんな一人である私はやはり、これを耽美小説としては読まなかった。奥野氏と同じく、不愉快なかつての日本人の「皇国の神話世界を生きる」生きざまと、それを受け継いで先進国の一員となった今を眺める、やはりそんな感じであった。

 読めば、イース貴族の嘲笑が聞こえない日はもう無いかも知れない。

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家畜人ヤプー 第1巻

2006/09/16 23:44

おっかない文章

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:不思議 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説下手なホラー小説よりよほど恐ろしい、というよりこんな世界観を作り上げた作者の思考形態に背筋が寒くなる。
一冊目を読む途中胸がむかむかし、気持悪くなり、この作者に対する殺意さえ感じたのに、なぜか読み続けるのを辞めることができませんでした。それだけのパワーというか歪みがこの小説にはあります。
戦後最大の奇書と評されるだけのことはあります。
書き方が古いため(文語体?)やや読みづらいので、マンガから入っていくのもいいかもしれませんが、江川さんのマンガより間違いなく小説には読みてを精神的に追い詰めるだけの迫力があります。
深夜一人で読むのは少々精神的にしんどいかもしれませんし、まちがっても幼いの少年少女に読ませてはいけません、人生観が変わってしまいます。
ですが自分の心をがっちり作り上げている大人にはこんな世界観を持った人物もいるんだということで一度読んでみることもいいでしょう。
くどいようですがこの本を買った場合保管場所には気をつけましょう、絶対に子供が読まないように手の届かない場所に・・・。

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