紙の本
とりあえず進んでみる
2008/08/10 18:06
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
もどかしいっ!とにかく色々もどかしい!
自分が望む姿と他人から見た姿は、検証は不能だけれど、大分違うのだと思う。他の誰かがすごいと思うことだって、自分の理想からズレていれば、コンプレックスのもとにもなってしまう。ナオミの音楽の才能というヤツも、おそらくそういう種類のモノなのだろう。しかし、こういうモノは、ある瞬間突然に、自分を支えるモノになることもある。やはり、そういうものを持っているヤツは偉大だ。
それなのに。それなのに!自分の足で大地に立てる能力を持っているのに、うじうじ悩んで閉じこもってしまうなんてもったいな過ぎる!この本を読みながら、ナオミが現実にいたら背中を蹴飛ばして進ませたいと思ってしまった。お前は何を悩んでいるっ!
そんな感じで、後半の文化祭ネタはちょっと間延びしすぎな感じがしました。逆に、合唱コンクールネタはエネルギーを感じてよかった。イラストにも力が入っていました。
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今回は文化祭の話。それとナオミと真冬の間に登場する新キャラのヴァイオリニスト「ユーリ」。
ユーリの登場でナオミと真冬の関係も進むのかと思いきや、ナオミはナオミで相変わらず愚鈍さで、真冬もツンツン。
ユーリはユーリでなぜかナオミ側に傾くし。
男性となっているユーリではあるが、容姿や言動から絶対女の子かと思ってたのだけれど、結局最後まで男のままだったw
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2010 8/19読了。WonderGooで購入。
はじめて劇中で出てくる音楽を実視聴しながら読んだ・・・同じ楽曲聴いてこれだけの物語に活かせる人がいるってのは凄いなあ、と思う。
評論家でも文筆家でもいいけど、ただ聴いただけじゃぴんと来なかったり真剣に耳を傾けなかったりするかも知れないものを、しっかり聴こうっていうきっかけをくれる役割ってのは大事なんじゃなかろうか。
『さよならピアノソナタ』読まなかったら、きっと自分は「Blackbird」聴かないでいただろうし。
まあ本編は相変わらず直巳鈍すぎって話なんですがねー。
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主人公のヘタレ具合に終始いらだちを感じつつも、なんとか読み進め最後のライブではまとまりを見せていました。
主人公像としては正直都合がいいなという部分が多々あって、あまり気持ちのよいものではないのですが、それでも一進一退を繰り返してでもなんとか先に進もうという登場人物たちの気持ちは伝わってきました。
ジャンル的な部分の表現は、自分が素人だからということもあるのですが、ちょっと分かりづらい部分もありましたね。曲を流れで説明してるところとか。それは仕方がないのですが、もう少しストンと落ちてくる書き口でもよかったかなと。
やきもちしつつも読み進めてしまうこの感覚は、この作者の特徴なのかもしれません。おそらく完結するであろう次巻に期待します。
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読み終わってちょっと感動してしまった。
ラストの真冬の動揺からの流れがジーンと来る。
シリーズ三冊目は、最初、いくつものエピソードの寄せ集めに見えて、実はナオの本当の気持ちと真冬の復活へ道程だった。
そのきっかけは、やっぱりライバル(?)ユーリの登場が大きい。
彼の登場でナオは真冬のことを、彼女の傍にいたいという気持ちを
絶望の中で強く自覚する。
だから、ようやく自分の気持ちに気づけたんだ。遅いよ!(笑)
でも、真冬たちの気持ちにはまだ気づけてないけどね(バカ・笑)
そして、ラストの真冬がピアノを再開した真実と、再び傷ついた彼女を立ち直らせる事の出来た二人の絆。
うん。心が震えた。
よかった。
でも、最後ライブ場面は見てみたかったけど。
それにしても神楽坂先輩がステキすぎる!
もうね、その言動で何度笑いを吹き出させてもらったことか。
いやあ、好きです先輩(爆)
ナオが気持ちを自覚したこと。
真冬が再びピアノを弾けるようになったこと。
そのことで、この巻はまさしくシリーズの『転』の巻だ。
次回、最終巻の結末がもうほんとに楽しみ!
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合唱コンクールとか、体育祭とかのエピソードは軽めにして、ライブ関係にもっと焦点をあてて、ページを割いて欲しかったかなあ
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合唱コンクール、体育祭、そして文化祭。それぞれが短編集のように少々独立しているけれど、それを不器用な恋愛が束ねているといった感じ。
少しは成長したが、相変わらずの主人公の鈍感ヘタレぶりには頭が痛い。けれど変なところで冴え、決めるとこではきっちり決めるのが憎らしいです。
それぞれの思いが結実し、ライブへ至る様は胸が熱くなりました。
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これぞ高校生の醍醐味!とばかりの青春ライフがうらやましい。
たかが合唱コンクールだって楽しもうと思えばとことん楽しめるよね~。
ユーリという新キャラも好きだけどこの方の書くキャラ画があまり好きではなくユーリはもうちょっとかわいらしくもはっきりした男の子で勝手に想像(苦笑)
そんなユーリが登場したためになんとなくナオがちょっとお株下がり・・
あまりにも鈍いのは天然とかかわいいものじゃなく周りをいらだたせるだけ無きがしてならない。
なんにせよ4巻に期待。
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作中にでてくる曲を聴きながらもう一度読み返したい
むしろ作中にでてくる曲をまとめたアルバムを出してほしい
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本を読んで幸福感を感じたのは久しぶり。大好きです。
ナオミはきちんと気持ちを自覚できただけナルミより偉いぞ!ナルミもちゃんとしろ!
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合唱コンクールに体育祭に文化祭。
高校生の青春が詰まってるようですね。
扉絵にあるチアの格好についてや、文化祭の演奏がどうだったかとか、肝心な部分が弾かれてる気がする。
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民族音楽研究部の面々が合唱コンクール、体育祭、文化祭ライブと今回は大暴れ。
そこに真冬の旧友ユーリが現れて。
杉井さんの作品はツッコミセンスが好みでいいですね。
主人公のツッコミスキルは高い方がいいと改めて実感しますね。
それと同時に主人公の鈍さとヘタレっぷりはちょっと苦手かな。
それと主人公の父親がいい味を出し過ぎていて最高です(笑)
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少し詰め込みすぎな感じもするが、合唱コンクール、体育祭、文化祭と秋に行われる全てのイベントを網羅しているのが驚いた。
真冬の指が動くきっかけになったのが、最後に明らかにされる展開は良かったと思う。
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最後のライブシーンを敢えて見せないなんて作者はなんて憎たらしいことをするのだろう。
恋愛モノには王道展開とも言える主人公よりもヒロインのことを知っているライバルキャラ登場。これにより直巳の心は大きく揺れ、謎の失意に襲われてしまう。こういった時には更に事態をややこしくするような事件が起きたりものだけれど本作ではそんな展開にならないばかりかライバルであるはずのユーリまでもが直巳に惚れてしまいある意味スッキリした展開に!何でだ!?
正直言って作中に登場する音楽用語や作曲家の名前はさっぱりだったりするのだが、それでも気にならず物語の雰囲気にのめり込めるのは流石だと思う。
ラスト数十ページはまるで最終回のような雰囲気で、このまま終わりだったとしても十分納得できるようなノリだった(そうなってしまったら物足りなく感じてしまうだろうが…)。実際には次巻が最終巻。どのような感動、そして終わり方を魅せてくれるのか非常に楽しみであり、同時に寂しいような気分になってしまう
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評価:☆4.5
おかしくて少し切ない、恋と革命と音楽が織りなすボーイ・ミーツ・ガールストーリー、第3弾。
合唱コンクールに体育祭、そしてフェケテリコ初の単独ステージとなる文化祭。
そんなイベントが押しよせる中、真冬の前にかつて共に演奏旅行をした一人のヴァイオリニスト、ユーリが現れる。
そんなときに真冬の指が動き出して、ナオミは動揺を隠せずに――と言ったところです。
いやもちろん指が動き出したのはユーリのおかげというのはナオの勘違いなわけですがw
ユーリとの仲を誤解されないように必死に弁明しようとする真冬が愛おしくて仕方ない(*´Д`*)
「真冬のために何も出来なくて悔しいのは何故?」
「同じサウンドを奏でられても、ユーリではなく真冬じゃないといけないのは何故?」
そんな分かりきった問いとその答えを見つけるという巻ですが、丁寧な運びだったので退屈感は無かったです。というか「もー早く気付いてよ!この鈍感!」な感じが出まくってる真冬がホントに可愛いんだよねw
真冬とは住む世界が違うことを見せつけながらも、走り続けることを決めたナオ。
それを後押しした千晶の覚悟もカッコよかった。自分は真冬派だけど、脇役に徹する千晶は切ない・・・
物語も残り僅かですがここからどうなるか。まだまだ期待です。
「ナオミは、真冬の、なんなの?」
「同士蛯沢は、『続けたい』と言ったんだ」
「だから、あなたのために、弾きたかった」
「もう決めたんだ。ずっと真冬のそばにいる」
「あなたは、わたしのベーシストでしょ」