紙の本
兄弟の掛け合いがおもしろい
2018/09/30 18:39
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱりこのシリーズはお兄ちゃんありきだと思うんですよね。お兄ちゃんが出てくるとライダーがいろんな意味で生き生きしてる。でも、このまま山奥に住み着いてしまうのかな?
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今回はカーソンが街を離れ、田舎で休暇を送ることになるが、またもや凄惨な殺人事件に遭遇して、という設定。
地元警察のチェリー、FBI、そして何より今回は兄であり逃亡犯でもあるジェレミーがフル参戦。
ジオキャッシングを利用した殺人事件と言うのが比較的新し目。
動機が分からない殺人事件、兄との葛藤、縦横無尽に張られた伏線、毎度のことながらジャック・カーリィの世界を堪能できる。とにかくこの人は無駄な文章が無く、的確でエッジが効いた比喩や暗喩が多いので本当に読んでいて面白い。しかもしれが主人公ジェレミーの一人称で語られるときどことなくユーモラスなゆえに、悲惨な事件やその背後の暗い人間関係がありながらも読後感が爽やかなのが良い。いつかシリーズを最初から読み直したい。
今回は終始田舎が舞台でで終わるが、果たして次回はどうなる?
兄はここが気に入ったようだし、チェリーの型破りなキャラ設定も良くて一過性の関係で終わってほしくないなぁ。
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シリーズ第7作(第6作は番外編という位置付けのため、こちらが先に邦訳)。
今作は休暇中のライダーが、旅行先で事件に巻き込まれるという設定のため、舞台はモビール市ではない。一見のどかなアメリカの田舎が舞台。しっかりアウトドア派なのはお国柄だろうか。
お約束となっているヒロインとのロマンスだが、今作ではあまり印象が強くない。矢張り主人公の兄で脱走した殺人犯、ジェレミーが登場すると、他の登場人物を『食って』しまうインパクトがあるせいか。
第5作から第7作に飛んだというのも何だか気持ちが悪いので、次は第6作が出るといいなw
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待望のシリーズ最新作。強烈なキャラクターが多数登場しストーリー的にも最後まで翻弄された。と書くと月並みだけどとにかく面白かった。主人公と逃亡中の兄という設定がどこまで現実感をもって成立するかが今後の見どころかな。本作ではギリギリセーフ?
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このシリーズ全部読んでるんだけど、内容が記憶に残ってない。なぜだろう。
いつも感じるのはちょっと他のミステリとリズムが違うような気がするということ。
上手く言えないけれど(それが記憶に残らない理由ではないと思うけれど)。
今回はいつものホームグランドをはなれてケンタッキーの森林地帯が舞台。ボックスやクルーガーの雰囲気もあり。GJ
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休暇中の田舎町で事件に巻き込まれるカーソン。シリーズ七作目は、良くも悪くも「休暇中の出来事」といった感じ。
全体的にスローテンポ。いつものキレキレ本格サイコからはちょっとずれてる。カーソンの事件じゃないというぎこちなさが、作中との微妙な距離感に繋がったのかも。エグイ事件が進行中なのに、どことなくのんびり間延びして見えたのは、ケンタッキーの山間という舞台設定にあるのか? てなことを訝しみながら後半に入ると一気に加速する。事件が一本の線に繋がる展開は相変わらず巧い。壮絶な過去、支配する者とされる者、狂気に駆り立てられるモンスターたち──これだけのサイコな素材が揃ってるのに、なんかもやっとして終わっちゃった。
でもキャラクターは粒揃い。まずジェレミー兄ちゃん。大活躍です。この偽名での再登場を期待するくらいハマってた。お次はマドンナ役(?)のチェリー刑事。原作からあんな言葉遣いなのかしら。こちらも再登場希望。そしてインパクト大だった変態老人。でもなんと言ってもミックスアップでしょうか。犬飼いの私は事件以上に注目して読んでおりました。
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このシリーズは、期待を裏切らないですね。本作も良作です。序盤は少しもたもたしますが、最後は綺麗に着地します。"100番目"以来の笑撃ネタも炸裂、意外性やミスリードなど、ミステリとしての骨格も◎です。初めての方は第1作から読むことをお勧めします。
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ヤバい、2月にコナリーの新刊が出る。カーリィーと続けざまに読めるなんて、なんて贅沢だろう。 ただ図書館からの予約がどしどし連絡入ってて、全部読みたい本だから発売日までは強行軍だ! でも今週は「残穢」がロードショーされるから日曜は駄目だ。平日の夜の読書に励みます。
それでは、行くぞライダー!
感想は後日に。日記か!
という訳で読了。
一言だけ。
こういう本があるから読書はやめられない。
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シリーズ6作目。久しぶりにライダーの兄登場。相変わらず難解な心理展開などからなんとなく収束していく。今回はハリーの出番が少なく残念。
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カーソンシリーズの第6作。後書きを読んだら本当は7作目というのが分かってびっくりした。
今作は休暇中のカーソンがその先で事件に巻き込まれるというストーリー。後書きにもあったが、名探偵は休暇中によく事件に巻き込まれる(笑)
内容的には相変わらずの狂気な内容で、そこに兄の存在も多いに関わってきて、シリーズファンなら楽しめる。最後までいまいち分からないまま進んで最後にどーっと判明していくパターンもおなじみ。ただ少し少食気味でもある。
1作目を意識した驚きも見せたが、謎なとこともあった。例えばジオタグをサイトに投稿したのは誰で何目的でとかがなんとなく分かりにくい。ただ=(8)=の真相には驚かされる(笑)こういったB級感がこの作品の面白みであることは間違えない。
ただこうなってくると次作への期待は上げるが、斬新な何かが欲しいところでもある。
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カーソン、ジェレミー兄ちゃんの掌の上で転がされるの巻。
猟奇的な部分が物足りなく感じたのは慣れなのか、ゲストキャラの個性故か。
それでも安心して読めるクオリティの高さであったよ。
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カーソンが休暇で行ったケンタッキーの山中で、連続殺人事件が起こる。カーソンは地元の警察を手伝い一緒に時間を解決していく。
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やっぱりジェレミーが出てくると面白い!
ジェレミーファンとしては読後感も良し。
なんと「ドナルドトランプ氏」の名前まで出てきてちょっと笑えた。
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「インザブラッド」がたいそうおもしろかったので、続いてこれを。前作では出番がなかった、ライダーの兄ジェレミーが登場する。おお、これはどんな展開になるのかとハラハラワクワクしたが、あれ?ジェレミーがあんまり恐ろしくないような…。慣れたのかな。
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シリーズ第6弾。
複雑で一筋縄でいかないキャラ達とドンデン返しの展開で、いつもハラハラ・ドキドキ楽しんでいるシリーズ。
今回も、最後まで楽しませてもらったよ。
個人的にハリーが大好きなので、彼の出番が少なかったのは、ちと残念。
カーソン、一人で頑張ったね。まあパートナーはいたけどね。
まさかこの人?と思った良い人は、最後までそれなりに良い人だった。
ジェレミーの毒が少し弱まったような気がしたのはアレかな、私が慣れただけかな。
なんにせよ、トランプが大統領に選ばれた後に読んだので、別の読み方もできてしまったのが悲しいやらナンやら。