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カーソン・ライダーシリーズの第六弾。
お兄ちゃんが出てくると、なぜか華やかで面白い気がする。
善悪を超えたスーパーマン的な存在だからか?
最近のアメリカのミステリードラマや小説には、実によく悲惨な児童虐待が出てくるが、実際によくあることなのだろうか?だとしたら怖いなー。
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カーソン・ライダーシリーズ6作目。
ただし巻末の解説によると、前作との間にもう一冊あるとか。
文章スタイルが他とちょっと違っていて翻訳されてないらしい。
そちらもできれば読みたいです。
ジェレミーお兄ちゃん再び。
登場の仕方には驚いたけど。
本当に頭が良くて多彩なんだなと思いました。
天才が善悪のどっちに転ぶかで周囲に与える影響は激変です。
カーソンが殺人鬼の弟だという超ド級の秘密を抱えながら、
それでも基本正義の人(刑事)でいる訳ですが、
実際のところどうやって心中の折り合いをつけているのか不思議です。
カーソンは累計43日の有給休暇を消化するため、
ケンタッキーの山間にあるレンタルキャビンで過ごすことにします。
そして休暇中にもかかわらず巻き込まれる連続殺人事件。
それはどれも拷問を思わせるものでした。
その度に犯人はネットで現場を知らせてくる・・・。
今回もカーソンは管轄外なので事件を直接担当できません。
地元のチェリー刑事(女性)や保安官(嫌な奴)、
それからFBI(高圧的)も加わってコンサルタント的役どころです。
まぁ実際は一番捜査の進捗に貢献してると思うけど。
このシリーズでは、
ボンド映画の中のボンドガールのように、
事件の度にカーソンの相手役ヒロインが変わりますが、
今回のチェリーは、ちょっと独特の口調が私の好みで魅力的でした。
この口調も原文のニュアンスを忠実に翻訳しているのなら、
この翻訳者の方はすごいと思いました。
カーソンの飼い犬、ミックスアップ。
名前の通りミックス犬、それもかなりいろいろな犬種が入ってるようです。
この子が、事件の最中行方不明になり、
カーソンはモビール市へ帰ることもできなくなります。
熊と出くわしていないか、コヨーテに引き裂かれていないか、
と心配するカーソンと一緒に気を揉みながら読みました。
犬は大好きなので事件よりそっちの方が気になったくらいです。
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カーソン・ライダーシリーズ6作目
今回は相棒のハリーと離れ
休暇中に自然の多い土地で
怪事件に巻き込まれる。
逃走中の兄も登場します。
毎度のことながらこの兄がまた、トリッキーなのよね…「そうきたか!」みたいな手を使ってくる。
ヒロインも毎回変わって…メインのヒロインもいるんですけど…兄が指摘するみたいに「おいカーソン」って具合にコロコロ変わってる。
カーソンは。女性のちょっとした部分にかなりの観察力を発揮するんですが、女性だけではなく異常犯罪者達に対しても鋭く、ただ「ヤバイやつ」で済まさず何が起きてるかを読み解き、共感、解決策を見つけるあたりはさすが専門家
髑髏の檻というタイトルの意味も
わかってくるとなかなか不気味
手元にあるのは。あと1冊(2019.7現在)読みたいけど和訳は途絶えてしまうので、迷い中
毎年一冊でないかなぁ…
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おもしろい‼︎相変わらず本当におもしろい!
キャビンに招待される不思議な件や、カーソンへの匿名の電話の件が深追いされず解放される件など…強引な展開も相変わらずだけれどおもしろい。
張り巡らされた伏線や、テンポの良さは抜群で『こんなことがあった…』などという文章に出くわす度に、何度もページを遡って納得して読み進めたので、2~3回読んだ気分。
最後にはミックスアップも無事に帰ってきてくれたし、本当に良かった。
早く次作を購入して読みたい‼︎
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ライダー刑事第六弾。
いつかは再登場すると思っていた兄ジェレミー。
今回は、いつもの相棒ハリーの代わりに、ジェレミーが相棒になったといっても過言ではない。
休暇を取ったライダー刑事が事件に巻き込まれる。
GPSを使った宝探しゲームの「お宝」が死体だった。
ゲームのおかしな記号の秘密には、ヒントが出てすぐに気が付いたので、
真犯人の動機もそこらあたりあるのだろうと、見当がついた。
しかしジェレミーが家に執着して、そこにライダー刑事が付け込むとは意外。
危地に飛び込んだライダー刑事を助けるために、ジェレミーがFBIに飛び込んだのも意外。
単に、FBIの身元調査のやり方を探るためだったのかもしれないらしいが。
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これは好き。
いろいろな伏線に惑わせられながら、なかなかに闇深い物語を照らし出すし、シリーズ読んでいれば理解できることを使いながら違う地平誘うのはすごいな。
中盤で声出そうになったのは久しぶり。
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待ってましたジェレミー再登場!
ジェレミーというのは主人公カーソン・ライダーの実の兄のシリアルキラーで現在収容施設を脱走して逃走中
この兄の思惑にはめられ、またしても猟奇的な連続殺人の捜査に巻き込まれます
今回カーソンは休暇中でケンタッキーの大自然の中、わいの大好きなハリー・ノーチラスアニキはほとんど登場しません
が、面白かった
特に兄弟のやりとりが面白く、二枚も三枚も上を行くジェレミーにいいようにされながらも必死にやり返そうとするカーソンが良いのです
自分も弟だからよくわかるのですよ
強大な兄に一矢報いたときのあの晴れやかな気持ち
やったで!やったったで!というね
でも結局最後は兄に守られ、兄の手のひらの上ってことに気付くんよなぁ
カーソン・ライダーシリーズはアメリカ社会の病巣を鋭くえぐる社会派ミステリーであるとともに、シリアルキラーと刑事という兄弟が歪んだ愛情をぶつけ合う家族の物語でもあるのだ
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最高…
休暇中なのにものすごい惨殺死体とエンカウンターするカーソン。そして同じくものすごい驚きの形でジェレミーともエンカウンター!このあたりはもう、このシリーズ読んでる人ならにやり、でしょう。なんだかんだでこの兄弟が揃うのはやはりいいんだよねー
しかも休暇中ということでカーソンもボランティア的に関わるだけということもあり、ジェレミーをわりと大胆に使ってしまう…いや使われているのか?
ここまでで1番ジェレミーとカーソンの協力が見られるので個人的には1番オススメ。前作の日本人には少し馴染みのないテーマよりはイメージしやすい児童虐待という病巣がテーマだったこともある。
寅さんシリーズのようにまたもやカーソンにはヒロイン登場で、それはわたしとしてはすこし無駄に見えるんだけど…ま、いいか。
wikiなどで調べたらこの前とこの直後の作品は翻訳されておらず、その次の作品が翻訳最後の作品みたい。もうカーリイが読めなくなるのは悲しいけど、もう残りの一冊に伸びる手が止まらない…