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銀行の立てこもり、全国警察特殊部隊訓練競技大会、機動救助隊、被匿監視、スナイパーの誕生、航空機ハイジャック・・・
これだけの内容がキャリア路線から逸脱した警視庁特殊部隊・SATの土岐小隊長の目線で描かれる連作集。
専門用語が多く、最初は読みにくい部分もあるが、いろんな経験・出会いを通して成長していく土岐の姿に、徐々に物語に引き込まれていく。
連作集と言っても、一作一作が完結されており、短編と言うには量も多いので、一作ずつゆっくり楽しむのもいいかも。
終始ハラハラさせられ、最後には涙を誘う場面もあり、私にとっては「お得な」1冊。
特に土岐が機動救助隊に出向した話がお気に入り。
思わず、映画「252」が脳裏に浮かぶ作品。
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複数の短編からなる長編?のような展開。
特に後半は主人公の人生観とか、キャリアの葛藤とかその辺の話が主だってくる。
最後の展開はかなり微妙。前半から中盤まではとてもよかったので、なおさら惜しい。
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多くの参考文献を執筆前に見たのであろう。読む側が実際に特殊部隊の一員かのように思わせる。
出版されてから時間がたっているが、特殊部隊というベールに包まれるので、全く古さを感じさせない。
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キャリア警察官僚が専門職であるSAT隊員として、キャリアと現場の間で葛藤する姿が上手く書かれていた。
最近、この手の警察小説が多いが、ヒーローではない組織の一員の姿を上手く書かれているものは少ない。
能力があり、何でも解決できるスーパーマンが主人公では、主題がなんであれ、共感できるものがない。等身大の嘘を上手く書いて欲しいものです。
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警察の特殊部隊SATもの
一冊で長編一編の「交戦規則ROE」の後に読んだから、複数話でちょっと意外。
中盤まではリアル重視。中~後半はそれ以外の要素が中心。
中盤以降の流れは、おや?と思ったけど、仕事として人を殺す状況に立ち続けることを思うと分かる気がする。
以前読んだ「警視庁捜査一課特殊班」を再読したくなった。
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分厚くて、手に取った時は、読むのがちょっとメンドーかな?って
思ったけど、面白い。
SAT(警視庁の特殊部隊)に興味がある人は特にオススメ。
SATになるまで~訓練の様子、事件解決までしっかり描かれてて
SATの秘密を除いてるみたでした。
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おもろいっす。黒崎作品は、取材の綿密さが群を抜いてます。リアリティは他の追随をゆるしません。随所にちりばめられる地方色(岡山色)もグー。あと、せっかくのキャラ達がもっと立てば。仏教論もちと濃すぎか。でも、各章飽きさせません。終わり的には、続編も可能な感じでしたが?続編をぜひお願いします。あと、もっと作品を出してください!少なすぎです!待ってます!
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ストーリーが、主人公、組織の成長などの連続性があるが、SATの短編集。
警察組織のノンキャリア対キャリアの構図は、結構、説得力あり。
ミリタリーオタクも納得できる資料を元に、細かい描写を描いて評価。
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この著者の初めて読んだ作品。
各章に分かれており、それぞれメインの物語があり章ごとに区切られるが、全体に流れるストーリももある。
最初の立てこもり事件の章は警察内の派閥争いのようなものがメインで個人的には好きだった。後半になるにつれ、幽霊が出てきたり、女性技官が選抜試験をクリアしてあっさり入隊したりと、やや空想的な雰囲気だった。
また全体を通して武器に関して詳細に書かれているので、好きな人にはたまらないのかもしれない。私は武器に興味は無かったのであまり読み込まなかったが、素人でも読みやすかった気はする。
恋愛要素はちょっと中途半端かな。入隊することになる女性技官の存在もよく分からないし。
ただ、出動する時の描写は読んでいて引き込まれた。
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警察小説を読み漁ろうとしていた時期に、これもかな?と手に取った作品ですが、どちらかというと軍隊ものに近い雰囲気がw でもキャラクターの書き込みに惚れたので、拾い物感もあって、自分の中では意外とお気に入りな1品に♪
但し、同じ作者のものを、と思って読んだ「交戦~」はイマイチ感が強く、「心理捜査官」は少し物足りなさを感じたので、大のお気に入り作家さんか?というと、ちょと微妙だったりしますww
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警視庁特殊部隊SAT。こういった特殊部隊ものには似つかわしくないごく平凡なキャリア警察官という主人公の設定がむしろリアリティを感じる。本人があずかり知らない警察内部の事情からキャリアながら特殊部隊の現場に配属されてしまう主人公の成長ドラマでもある。特殊部隊ものと言えば派手な突入シーンが相場だけどここで描かれるのはきっと現実はこうなんだろうなぁと思わせる手堅い作戦シーン。とても興味深く読ませてもらった。
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警察の特殊部隊であるSATをテーマにした作品なのですごく新鮮。第四小隊の面々のキャラクターが濃厚。リアリティー溢れる描写にドキドキハラハラする。作者が岡山県出身という事もあり、作中で岡山弁がちらほら。岡山弁をしゃべる土岐警視に勝手に親近感がわいてしまった。岡山弁がすごく心地いい。
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警視庁特殊部隊のシリーズ物。読者サービス的なウンチク語りの文章が入る。私はちょうどいいんですが、玄人(?)の人にはどうなんでしょうか(^_^)
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微妙・・・
誘拐事件と女の子の幽霊のエピソードは何の為に入れたのか?
部下の女性スナイパーと微妙な感じになるけど、ものすごーくうやむやな感じで終わるし、何のために女性キャラを作ったのか?
非現実的にならない程度の大きさに事件をまとめていてる割に、幽霊だの女性スナイパーだのあり得ない部分で興ざめ。
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まずはかっこいい。
銃器の名前が当たり前にたくさん出てきて、何もわからない
けど、かっこいい。
携帯でネット調べながら読んでしまった。(笑)
警察の特殊部隊は、殺してはいけないんだね。
テレビドラマや映画とは違う。
改めて感謝しなければならいと思った。
最後は真喩ちゃんが出てきて何だか変になっちゃったけど、
面白かったです。