紙の本
意外で、驚くべき数学の発展史がマンガで理解できます!
2020/02/25 09:18
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、数学の発展史をマンガで解説した画期的な一冊です。数学史というと、非常に硬い内容というイメージをもたれる方も多いと思いますが、数学の発展は実は、私たちにとっては意外で、しかも驚くべき理由によって、今日に至っているということが言えなくもありません。同書では、こうしたエピソードを面白・おかしく解説してくれます。例えば、サイコロ賭博から始まった「確率論」や、大砲の弾飛ばし競争から考えられた「関数」などです。同書の内容構成も、「第1の峰 計算と論理」、「第2の峰 人間社会を大きく変えた数学誕生時代」、「第3の峰 数学の革命的発想時代」、「第4の峰 数学の大転換期」と興味をそそられるものとなっています!
紙の本
おもしろい数学の歴史
2015/11/21 21:17
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投稿者:けんたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
”64歳”と年齢を詐称する88歳のおばあさんも活躍するギャグマンガです。
ナポレオンが三角関数を使って大砲を命中させていた話や、カルダーノがバクチ打ちで奇人だった話など、数多くのエピソードを興味深く読みました。
苦手科目の克服や、落ちこぼれるのを防ぐためには、マンガや歴史から入って行くことが、回り道のようで堅実な道と思われますが、本書も数学克服の一助となるのではないでしょうか。
本書を読み終えてから、カッツ「 数学の歴史」へと読み進まれるのが理想と思われます(私は読んでませんが)。
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入門書かな~
2013/02/07 08:19
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投稿者:木納明日香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学史と言う分野を知らないので購入しました。
話しの流れはわかり易く、「どうしてその理論が生まれたのか」を知ることが出来て楽しめました。
唯、紙面の関係で物足りない!
具体的にどこがとは指摘できないのですが、知りたかった部分が幾つか欠けているもどかしさを感じてしまいます。
紙の本
有理数と自然数はどちらが多いか?
2002/07/25 19:42
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投稿者:某亜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
数学の発展の経緯をマンガでわかりやすく解説する本です。数学の好きな中高生なら大半のことは知っているかもしれない内容です。しかし、最後の「集合論」は数学好きの高校生でも知らない内容ではないでしょうか。たとえば「自然数と偶数はどちらが多い(濃度が濃い)か?」という問題。そんなの自然数の方が大いに決まっているではないか、というのが自然な答えです。有限の範囲では確かにそうなのですが、しかし自然数と偶数の範囲は無限です。その中でどちらの濃度が濃いかを考えたとき、簡単な証明で「どちらも同じである」ことがわかるのです。さらに、「有理数と自然数は濃度が同じである」ことさえ証明できてしまいます。数学が好きな人にはたまらなく興味深い内容です。これを読んだ後は本格的な集合論を学んでみるのも良いでしょう。
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中世の大砲戦から「関数」、サイコロ賭博から「確率論」など、一風変わった天才たちが意外なところから発展させてきた数学の歴史を、面白ギャグ満載の「おはなし」仕立てで懇切丁寧に紹介。
※大変分かりやすく、そして面白い。世界史好きにもたまりません。
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数学の歴史がわかりやすい。
計算記号の創案は、ゲルマン系の人たちが多い。根気強くルールに忠実で几帳面というゲルマンの気質からでしょうか。
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[ 内容 ]
中世の大砲戦から「関数」、サイコロ賭博から「確率論」など、一風変わった天才たちが意外なところから発展させてきた数学の歴史を、面白ギャグ満載の「おはなし」仕立てで懇切丁寧に紹介します。
[ 目次 ]
1 計算と論理(シルクロードを往来した「計算器具」と「筆算法」;地中海を周回して生まれた『論証』と『図形学』;大建造の技術と設計図 ほか)
2 人間社会を大きく変えた数学誕生時代(大砲戦から『関数』;悲惨事件から『統計学』;娯楽・賭博から『確率論』 ほか)
3 数学の革命的発想時代(世界を統一する数学;常識を超えた『非ユークリッド幾何学』;一筆描きから『トポロジー』 ほか)
4 数学の大転換期(数学の発見が「特許」になる;未来社会の数学)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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わけがわからない数式も、成立の過程を知ると、すんなり頭に入ってくる。というか、無味乾燥な暗記では頭がはなから受け付けない。なんとか親しみを持とうと中学高校では数学関係の雑学の本とか読んでたけど、それは母親に妨害されたな。参考書や問題集を前に、うんうんうなるのが勉強だそうだ。
お蔭で数学はすっかり嫌いになったけど、こういう本を買ってまで読むのは嫌いになりきれていないのだと思う。
絵ははっきりいってヘタだけど、そのかわり肩の力は抜けて読みやすい。
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実家に帰った際になんとなく手に取った本。
中学まで好きだった数学も、高校では苦手になり、しかもさして重要視したことがなかった。
それはひとえに、数学の実用性が見いだせなかったからだ。
大学時代もそれは一緒でとくに勉強した覚えはないのだが、(試験前の詰め込みはした)、
社会人になって、経済や金融を勉強する際にもっと勉強すればよかったと思った。
本書で述べられているのは、本質的には同じで、以下に数学が役に立ち人々の生活に
影響を与えてきたかということだ。
もう少し早くこのような認識を持っていれば自分の数学間も変わっていたかもなぁ。。
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タイトル通り、マンガで数学史を学べる内容です。数学史って学校では習わないんですけど(今は必修らしい)、これが結構面白いんですよね。マンガなのでサイモン・シン著「フェルマーの最終定理」ほどの奥行きはありませんが、とっかかりとしては最適かと。数学史と共に、その背景の歴史も軽く押さえられてて分かり易いです。
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サイコロ賭博から『確率論』、
大砲の弾飛ばし競争から『関数』
大砲戦の弾道から二次関数や三角関数が、
何年に何人死んだという
死亡表と交易量の関係から統計学が、
バクチから確率論が生まれたなどの解説
古代・中世の諸成果をもとにした算数、
19世紀までの高等数学、
20世紀に入って爆発的に広がった現代数学
[ 目次 ]
1 計算と論理
(シルクロードを往来した「計算器具」と「筆算法」;地中海を周回して生まれた『論証』と『図形学』;大建造の技術と設計図 ほか)
2 人間社会を大きく変えた数学誕生時代
(大砲戦から『関数』;悲惨事件から『統計学』;娯楽・賭博から『確率論』 ほか)
3 数学の革命的発想時代
(世界を統一する数学;常識を超えた『非ユークリッド幾何学』;一筆描きから『トポロジー』 ほか)
4 数学の大転換期
(数学の発見が「特許」になる;未来社会の数学)
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数学には歴史が大いに関係していた。
講師のナカダ先生が数学が苦手な中学生の真弓さん、退屈しきっている高校生の洋くん、88歳の数子さん、市の教育課に勤める佐々木さん相手に数学の成り立ちを教えてくれる。どこでもドアみたいなものでその時代、その場所に行ったりと、なかなか面白いです。
中学生以上の学生さんが読むと「なるほど」とよくわかるんじゃないかと思います。ただでさえ数学が苦手で、数学の授業のことをあまり覚えていない私には後半難しかった。それでも「マンガ」としてとっても楽しめました。あちこちでププッと吹き出しました。
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読みやすい、わかりやすい、楽しい
とても良い本。
解き方は暗記で解けても、何を解いているかわからなかった高校数学が、この本で理解出来てとても嬉しい。
高校生の時にこれを読んだら、数学の見方が変わってもっと楽しめていたはず。
中1の息子は、あまり理解出来なかったと言っているので、高校生になったらもう一度読ませてみようと思います。
私は集合論が途中から理解出来なかったが、それでも満足です。
マンガおはなし化学式史(これは当時小6、小3の息子たちに大好評)もそうですが、佐々木ケンさんのマンガはとにかく読みやすくて楽しい。