紙の本
やはり島田先生!
2015/11/14 12:32
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はホームズもののパスティーシュ。赤毛連盟その他を読まれた後でないともったいない小説です。ここ最近の島田先生の作品は残念ながら、少し、、、というところでしたが、これは快作だと思います。他の方のレビューで少し厳しめのものもありますが、約五百ページという厚さながら、一気に読みました。
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可もなく不可もなく・・・
2015/10/16 16:49
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投稿者:nori - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに単行本を新品で購入した期待の一冊でした。タイトルの謎を知りたくて最後まで読むことはできましたが、冒険小説なのか推理小説なのか(島田荘司氏ということもあり後者を期待)どっちつかずという印象です。文章は読みやすいです。召使(?)の話し方がわざと翻訳本風でクスっとさせるところが良かったです。
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この小説に果たしてホームズは必要なのか?
2018/09/30 18:12
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームズは薬物中毒になって中盤はほとんど登場せず、ワトスン博士が主役です。脚のケガで松葉杖なしでは歩けなかったはずのワトスン博士が、悪党と大立ち回りを演じるのはかなり違和感がありました。ネズミのフライを作るシーンは笑わずにはいられない。
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ホームズ好きならニヤリとさせられることは請け合い
2016/12/20 17:20
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投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホームズ好きならニヤリとさせられることは請け合い。ただ、最後の謎解きはかなりショボかったなあ。本作のホームズとワトソンは、まんま御手洗と石岡に置き換えても違和感がないね。
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島田荘司の新作はホームズのパスティーシュ。
適度なレトロ感を織り交ぜながらの冒険譚で、あまり過去作品には見られなかった作風の長編だった。
『赤毛連盟』のその後、実は……というアイディアも面白かったが、『新しい十五匹のネズミのフライ』というタイトルも意味深で目を惹いた。ただ、ストーリー上、どうしても『赤毛連盟』のネタバレにならざるを得ないので、気になる向きは原典の方から先に読んだ方がいいだろうな〜。
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最近不調(?)だった島田氏の作品の中では、まあまあだったのでは。
正直いってやや冗長な感は否めないが、ホームズは私も昔好きでよく読んでいたから、いくつか登場する本家の作品も、ああ、あれだなと思い当たり、それなりには楽しめた。
だけど、相当数いると思われるホームズファンに、本作は受け入れられるのかなあ?
ヤク中のホームズなんて、いくらパスティーシュとしてもちょっと納得しがたいんじゃないかと。
ていうか、ワトソンさん、足のけがはいつの間に治っちゃったのかしら。
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シャーロック・ホームズの推理で解決したはずの赤毛組合事件。実はホームズは誘導されただけで、真犯人が別にいたという話。
ワトスンに重症を負わせ、麻薬によって気が狂い精神病院に入院させられているホームズ。ワトスンは怪我の療養をしながらも、義姉ヴァイオレットへの恋心に突き動かせられるままに事件の核心へと近づいていく。
原作を紐解いていくと見えてくるワトスンの尋常ならざる女性関係や結婚実態。
もしかしたらこういう理由で自暴自棄な女性関係を繰り返したのかもしれないと、この本を読んで少しスッキリしたようなしないような。
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赤毛組合の事件を解決後、ベーカー街の部屋で気の狂ったシャーロック・ホームズ。ワトスンを負傷させて自らは精神病院へ入院となる。赤毛組合事件で救った銀行から消えた金貨。ジョーンズ警部からの相談。締め切りを迫る編集者。兄の妻だったヴァイオレットに恋心を抱くワトスン。ヴァイオレットが新しく交際し始めた男バウチャー。ヴァイオレットが行方不明になったと相談してきたヴァイオレットの両親。バウチャーの屋敷に向かうワトスン。バウチャーの正体。悪人たちとの戦い。逮捕された悪人の残した「新しい十五匹のネズミのフライ」と言う言葉。ワトスンの前に現れたシャーロック・ホームズ。ホームズの行動に疑問を持つワトスン。
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本作最大の謎である「赤毛組合」の犯人一味の脱獄方法と「新しい十五匹のネズミのフライ」の意味は、著者らしい剛腕トリックでもなければ膝を打つような真相でもないので、ミステリーとしては今ひとつな印象です。
しかし、シャーロキアンやホームズを知る読者がくすりとさせられるネタがふんだんに盛り込まれていますし、「赤毛組合」の事件の真相、ホームズの奇行っぷり、ワトソンとヴァイオレットの恋模様など読みどころも多く、ホームズもののパスティーシュとしては良作だと思います。
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『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』が面白かったので本作品にも手を出した。ホームズについては全然詳しくないし何の思い入れもないので、フツーにミステリとして読んでみた。「新しい十五匹のネズミのフライ」という謎のワードを『赤毛組合』に巧く絡ませてあると思う。
“ジョン・H・ワトソンの冒険”というサブタイトルの通り、ワトソンがメインのお話。ホームズに出会う前の軍医時代から、ホームズとの出会い、さらには恋愛事情まで、どこか頼りないワトソンが大活躍する内容です。でも肝心なところはホームズなのよね。
結構なボリュームだが、会話にての状況説明なのでさくさく読めるし、どこまでいっても軽い。アクション・シーンも緊迫感ゼロでドタバタしただけで、パスティーシュというよりは、お伽噺か童話のよう。謎のワードの答えには正直失望した。せめてここでキレのあるオチにしてくれると、ラストで背筋も伸びたのに…。
あとがきで長々と正当性を主張していたが、ホームズモノっていろいろと神経を使うのね。
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はっきり言って冒頭から半分あたりまで全く面白くない(; ・`д・´)
映画のロバート・ダウニーjrとジュード・ロウ様が脳内で活躍してくれなかったら挫折するとこだったよ(;´д`)トホホ…
某屋敷が燃え落ちてから犯人脱獄の謎ときやら、女運の悪いワトソン君のくだりは楽しめたので「終わり良ければすべてよし」と無理やり納得させられた感じ(笑)
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筆者謹製の裏ホームズ。リスペクトとユーモア、ホームズ研究の融合。ホームズに詳しいほど読んで楽しめると思うが、神格化している場合はあるいは怒りを感じるかもしれない。筆者の持ち味である大仕掛けは影をひそめるし、純粋にミステリとして読むと大した出来ではないのだが、それでも500P近くの分厚さを一気に読める。7.5
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突然出版社に原稿送りつけたとかなんとかいう、島田荘司ホームズもの。めっちゃ研究対象にされてるだけあって、時系列にこだわりまくり。面白れぇからいいのだ。
こまけぇこたぁ
いいんだよ!!
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|イ二つ/⌒⌒\
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正統派パスティーシュではなく、だいぶ捻ってるものなのでホームズは完璧じゃなきゃダメ!とか自分の中のホームズ像が崩されるのが嫌という人には向かないと思います。
でも、ワトソンが本当にホームズ譚を執筆してる上で『あの事件はあぁ書いたけども実はこうでした』というような感じで原作のネタも豊富に詰まってるので原作を読破してる人のほうが確実に楽しめるかと。
話としては題に『ワトソンの冒険』とあるようにホームズよりワトソンメインで進みます。
ホームズが薬物の副作用で大変なことになって動けないのでワトソンが一人で頑張るんですが、二人の友情というか信頼してるような関係が好きな方にも…どうかな…ワトソンが結構あっさりとホームズに見切りをつけて好きな女性のために一人で頑張るぞって感じの話なので…。
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相変わらず面白いです。
一気に読んでしまいました。
タイトルも絶妙です。
シャーロキアンにもたまらないでしょう。
著者のホームズ愛も感じられます。
さすがとしか言いようがありません。
島田荘司は外さないですね。