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紙の本
取り戻した日常の行く末は…赤信号?
2015/09/14 11:28
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛刀・破錠が封印していた魔王の魂と神殺しの力を解放してしまい、様々な勢力から狙われる運命となった藤間大和の命を救うため、彼の右腕を切り落とし、レジャーランド・マリンコスモスに混乱を導いた逆十字教団「小隊」リーダーの漆原雄一郎について行くことを、東雲静馬は選んだ。それは、彼女が好意を寄せる少年を、彼女のために不幸にしないための決断…。だがそれを、当の大和が許すはずもなかった。
妹の藤間ましろから全ての事情を聞き取り、自身に秘められた秘密を知った大和は、勝手な行動をした静馬を自分たちの日常に引きずり戻すため、猫耳の人狼少女・結城ニアと単純馬鹿の猪塚青磁を引き連れ、時の王権アイオーンの所有者・漆原雄一郎の許へ向かう。そして、彼らとはまた別の理由で、炎の王権イグニスの所有者・火倭秋晴は、マリンコスモスに降臨し、その炎をふるうのだった。
一方、主戦場から引き離された鬼兵隊隊長の土御門明日奈は、天使の環を持つ本物の悪魔、殺戮鬼ジルと対峙していた。師・榊原天童の授けた榊原一刀流を、一閃・煌から秘閃・八裂まで極め、さらにそれを極限まで磨き上げた歴史の力が、人間を神の領域まで引き上げた一太刀を放たせる。
同じ剣を修め、友人と言った良かった二人が、なぜ道を違えたのか?その理由が漆原雄一郎の口から語られる。自分で言っちゃったらお仕舞いだろというのは抜きにして、自分を理解して欲しい、対等な存在として扱って欲しいという人間的な誘惑から、英雄と呼ばれる存在すらも逃げることが出来なかったという、オチがついている。
そして人間を辞めかけてまで友人を引きずり戻しに行った少年は…。ここから「未来日記」が始まってもおかしくない。しかし、シリーズは完結だ。後半、かなり盛り返した気がするな。
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