紙の本
ホントに好きなんだな
2017/04/09 09:26
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投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都時代の賑やかな新撰組を描いた作品は数あれど、相馬の切腹までをきちんと追っているのは貴重。絵が少女漫画だけど、この作者は本当に新撰組が好きなんだなと思う。
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花とゆめコミックスにしては厚い。対して、斉藤一と土方歳三を軸とする新選組と会津藩の有為転変を描くとなると、駆け足だなぁと思う。史実をきっちりおさえつつも、フィクション部分は説得力がある……たとえば、斉藤と土方の出会い、斉藤が土方の懐刀として非情の剣を振るうことになる経緯や動機、斉藤と中野竹子や高木時尾との接点、会津で土方と斉藤が異なる選択をする経緯、など。限られた中にも、近藤勇、沖田総司、原田左之助など新選組幹部や容保様始め会津藩の幹部たちも鮮やかに印象を残す。繊細な少女マンガのタッチで斬り合いや戦を説得力もって描くのは大変だと思うが、初めて旗本を斬り殺した場面から会津戦争の凄惨な各局面までも描き込んでいる。「この本を福島と幕末に生きた人達に捧げます」という献辞に感銘を受けました。
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単行本化をお待ちしておりました。
菅野文先生の新選組シリーズ第3弾です。
今回は斉藤一を中心に会津の人々の生き様を鮮烈に描いています。掲載誌が少女漫画なので描写はマイルドにはなっていますが、凄惨な場面もしっかりと描かれています。
展開は駆け足ですが、ポイントを絞って端的に纏まられているので描写不足という印象はありませんでした。
私は史実を軽く齧ったくらいの知識しかありませんが、幕末という時代の奥深さや、色んな立場の人々が様々な思いを抱えて生き抜いた時代だったんだなと改めて感じられる作品だと思います。
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菅野さんの新選組シリーズ。斎藤一に焦点を当てたお話です。ある程度新選組に対する知識がないとわかりにくいかもしれません。
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山口一・斉藤一・山口次郎・一瀬伝八・藤田五郎・・・彼の人生を4,5話で描くのは大変だっただろうな・・・
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新選組シリーズの第3弾がでた!大河ドラマ『八重の桜』でおなじみの人物やエピソードが織り込まれていて面白かった。斎藤一が主人公だけど、やっぱ土方だな…。かっこよすぎる…。この作者の前2作に出てくる土方はちょっと冷たいイメージであまり好きではなかった気がするけれど、今回の土方はちょっと優しい土方さんでした。それがまた良い。
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菅野さんの新作。
題材は「北走」「凍鉄」に続く新撰組。北走のが近いかな。主人公は斎藤一、彼が江戸を出て京都で新撰組に入り、会津で戦う過程のお話。
もうとにかく竹子さんのエピソードとか、時尾さんのせりふとか泣いた。そして、白河小峰城が出てきてまた泣いた・・・・笑
北走から読んでいて、しかも五稜郭組がすきな人には重複するキャラがいて懐かしいし、嬉しい。
それにしても、斉藤一の物語なのに土方さんの出張り率がハンパないって話。。。
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うーん……
いや、いくら何でもダイジェスト過ぎねぇこれ?
『凍鉄の花』はちょい微妙だったが、『北走新選組(私のMacは最初に真選組って出るw)』が好きで、当時まだ幕末初心者だった私は、少女マンガでここまでガッツリ描ききった作者に、一種尊敬の念すら覚えたもんだった。
現在にしても、おそらく作者の方が情報量・知識は上だろう。
でも、だ。
10年近く経過して、震災があって原発事故があって、大河があって、資料が少ないらしい斎藤一と会津を、満を持して描いたんだろうけども。
新撰組好きークリエイターとして、疼きがあったのだろうけども(笑)。
もうちょっと焦点を絞るか、あるいはじっくり腰を据えて描いた方がよかったように思う。
新撰組の個々の人物像については十人十色思い入れがあるから、ここで何か言ってもあまり意味はないが、この斎藤一は私的には“違う”なぁ。作者、中村彰彦の『明治無頼伝』読んだのかな?
※私が幕末にハマったきっかけは何を隠そう『銀魂』だ(そして実は会津の生まれだw)。
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菅野文先生の北走新選組、凍鉄の花に続く新選組シリーズ第三弾。
どこまでも真っ直ぐで自らの生きる場所、死に場所を求める斎藤さんや、会津のために戦う人々には思わず泣いてしまった。
賊軍と罵られても自らの誠を貫き戦った新選組。
会津の地を守る為に戦った会津の人々。
それぞれにたくさんの想いを抱えながら戦ったことだろう。
この話は斎藤さんの目線で描かれているけれど、新撰組の土方さんや近藤さん、そして会津の人々の想いも伝わってくる。
私は幸いにも福島に住んでいるため、会津の斎藤さんのお墓や近藤さんにお墓に足を運んだことがある。そこに手を合わせる地元の方の姿に、彼らの魂は今でもここで生き続けているのだろうかと思った。最近あまり会津に行く機会がないけれど、もし次行ったときはまたお墓に手を合わせに行きたい。
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新撰組・斉藤一のコミカライズというと『るろうに剣心』のイメージが強いんですが^^;;こちらの齋藤さんは美男でしたw。新撰組の歴史を知っている人たちにはこれでいいのでしょうが、全く知らない人が読んだらどうかな?ダイジェストな分、解りやすいのか物足りないのか?でも、京都を離れてからの新撰組、隊士の一人に焦点を合わせたのは少ないので良いかも。前作2巻とも新撰組の部分的なところを切って貼ったみたいな作風なので、個人的には順を追ってじっくりと新撰組に迫って行く作風のほうが好きだな。
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やっぱりさすがだな。
久々の新選組シリーズの三巻目。
今だからこその、斎藤一。
ギュッと詰まっているからこその、
ダイジェストっぽいとこもありましたけど。
周りを取り巻く一人一人も、きちんと描かれていて
ほんとに、凄いなぁと思います。
そして、あいかわらず、綺麗なタッチの絵っ♪
ちょっと厚いこの本は、大満足な一冊でした!!!
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菅野さんの新選組シリーズ第三段。斉藤さんのお話です。
新選組も北上の時期になると内部でごちゃごちゃし始めて難しいなあと思っていたのですが、これを読んでなるほど…と勉強になりました。
もう少し幕末あたり勉強しないと幕末好きとは名乗れないな…
自分の誠を求めて生きる姿はカッコイイ。そして土方さんもイケメン。
しかし、集団の心理は怖い。会津の人たちの心意気は感心する反面、自ら命を絶つ必要はないのに、って何かにとり憑かれるように命を懸けている姿が異常だと思った。
幕末それ自体が異常な時期だったのかもしれないけれど、それがすごく伝わってくる。
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相変わらず絵がすごくキレイ!土方さんも齊藤さんもかっこいいことこの上ないです!
内容としては、齊藤一目線で会津戦争がメインで書かれている、割には新選組入隊前から書かれていてそこまで行くのに大分駆け足で進んでいく感じ。
新選組の背景、うろ覚えで読んだんですがちょっと分かりづらい感じがしました。
個人的には巻数増やして、もう少しじっくり追って欲しかった!
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菅野さんは本当に新選組が好きなんだなあ、と思える新選組シリーズ第三弾。北走新選組に引き続き、絵は綺麗、内容は史実に忠実で、新選組として生きた彼らの生きざまをこれでもかとまっすぐ書いているところは拍手もの。
自分が福島出身というのもあって、会津が舞台なのも嬉しい。斉藤一の一生を追っていくストーリーなので、切なさや喪失感は拭えないけれど、彼らの真っ直ぐさにいつも心打たれる。武士とは、侍とは何であるのか。彼らは何を抱いて生きて死んでいったのか。今から200年も前に生きていた人々の気持ちがすぐ近くに感じられる、この感覚が好きで堪らない。歴史に魅力を感じられるのはこういうところなのかもしれない。
賊軍として戦争が終わった後も葬ることが許されなかった彼らを想うと、胸が詰まる。新人で職場であったことにくよくよしている自分が小さく感じるくらい(笑)
新選組や幕末が好きな人にとって、良い漫画。ただ、幕末について全く知らない人が読んだら置いてけぼりになってしまうところがあると思う。新選組が好きな人に勧めたい漫画。欲張りを言うと、巻数を増やしてじっくり書いてくれたら…と思わずにはいられない。凛々しい竹子さんが好き!
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連載されている時から読んでいたが、全体的に解説的な部分が少なく、「斉藤さんがとにかくかっこいいけれど、これは会津と新選組の関係や会津での戦い、新選組の終焉を知らない人にはかなり分かりにくいだろうな」という印象は受けた。コミック化にあたって、目立った加筆修正は多くなかったのに何気なく、斉藤さんの気持ちがより分かりやすくなっている気がした。それにしてもすごいのは会津の人の底力。女性の強さがうまく描かれていた。謎の多い人、斉藤さん、本当にこう考えて生きていた気さえしてくる。