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最初のページの家系図と家の見取り図の時点でかなりわくわくさせられる。その上その家の謎といい起こる事件のトリッキーさといい古きよき本格って感じがすごいした。WhoやHowは分かってみれば単純なことなんだけどWhy?は説明されてもの凄い納得。ああ、なるほどって感じ。結構面白かった。
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まだ読んでる途中だけど、結構ハマったかも。私的には登場人物がいい!マンガになりそうなキャラだ。明治のパラレル「明詞」が舞台っていうのも魅かれるなぁ。後半どうなるか楽しみ。
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普通のミステリかと思ったら、時代が明治とかその辺りでちょっとビックリ。話そのものはまだ最後まで読んでないです…ええ。
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「慟哭」は作者が読者を騙すタイプの小説だったが、これは真っ当な謎解き推理。地の文はともかく、会話の言葉使いが現代風に過ぎる。
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2005/12/4購入・12/読了(友人の紹介・小説)
時代は明詞(作者のこだわりで明治ではない)、元公家の九条惟親が、病に伏せがちだが機知に富む友人・朱芳の協力を得ながら、殺人事件に挑む(首を突っ込む?^^)。
殺人が起きた霧生家には遠縁の者同士しか結婚できないしきたりなど不可解なことが多い。間取りや家系図などが巻頭に添えてあり、それを時折確認しながら読みました。
それにしても九条さんはぱっとしなぁい。作者が違いますが、京極夏彦さんの本で言うと、京極堂シリーズでいうとほんと関口みたいな感じですね^^
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ゃられました。もう滅多打ちです。時代設定も、人物設定も大好きです!元公家ですよ?明治(作中では明詞)ですよ??ときめかないわけが無い!それでいて、本格(?たぶんそう書いてあった)ミステリー。私のミステリ熱が再熱しそぉです。
当時の生活が垣間見れるのも面白いし、何気に豪華ゲストなのは“明詞”とゆぅ言葉を使いファンタジー色っぽいものを出した結果なのかなァ。。。と。
妖怪の話も良かったです。
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九条&朱芳の明詞シリーズ第1弾。こういう架空の時代設定って、小野不由美の「東亰異聞」と同じテイストで好きです。浮世離れした天才肌の探偵とワトソン役のコンビもいいですね。ちょっと「隣の部屋のほこり」の理論が「?」だった分、★1つ引きました。(05年8月)
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タイトルからしてかなりエグイ感じだったのですが、中味はそんなでもなく、かなり軽め。でも、よくよく考えれば、それなりに重い話だなー、というところ。
第一の事件の犯人はすぐにわかってしまったのですが、その動機、背景までは想像が及ばなかったので、最後までちゃんと楽しめました。ところどころ登場する、「明詞」の傑人たち、というのも、作品を飾っていてよいです。作者註がついている辺りがちょっと面白かった。
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明詞7年を舞台にした本格推理物。期待したよりどろどろでもなく、常に違和感を覚えつつ読み終える。登場人物の名前、舞台、一部思想は明治風なのに、主人公が妙に現代風の感覚だからだろうか。
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ミステリー長編。
時は明詞時代。とある名門一族の一人が殺害された。殺害状況は、一族の中に謀反人がいることを示している。・・・そんな時、再び一族の者が凄惨な方法で殺される。今回は犯人は外部の人間であることはほぼ間違いない。犯人は一体誰?この二つの事件は同一人物による犯行なのか・・・!?
この本はなぜか読むのに一週間近くかかってしまった・・・。なぜだろう?主人公たちの家系図がいまいち頭に入ってこなくて、いち×2確認してたからかな?
ん〜。特筆すべき感想はあまりございません(笑)ひたすら『へ〜』って感じでした。
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最初の方で既に事件を解くカギが提示されていたのに気付かずに最後まで読んでしまった。不覚。「ラプラスの悪魔」や「埃」の講釈が面白かったかも。「誰が?」と「どのように?」よりも「何故?」こうした事件が起きたのか、それが中心。時代やキャラクターの設定が何となく、京極堂シリーズを思わせる。要は、こういう体裁が好きか嫌いか、だと思う。
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【2006.11.29.Wed】
維新から7年。欧米の文化がどんどん押し寄せ、いまだ興奮冷めやらぬ帝都東京。霧生家の屋敷で突如起こった殺人。誰が、どうやって、なぜ…。いくつもの謎を抱え、霧生家の呪いが鬼となってゆく。ワトスン役の公家の三男坊九条。ホームズ役の変人朱芳。話の展開としては王道のミステリー小説だ。しかし、時は明治。維新後の東京を鮮やかに描き、欧米の文化がもたらす光と闇をミステリーの中にうまく組み込んでいる。時々出てくる朱芳のうんちくも決して無駄ではなく、ミステリーの本質を突く論理、哲学。次々と出てくる手がかりに心を奪われ、大事なことを忘れているうちに、真相は意外なところから現れる。しかし、真相というものはあいまいなもので、当事者だって全てを知ることは出来ない。全能は神ではなく悪なのだという言葉がいつだって真実なのだ。
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九条・朱芳シリーズ一作目。明詞初期(明治ではないらしい)の雰囲気抜群。どろどろした旧家な話。作者注釈はいらないと思った。
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ん〜・・・なんか、似た様な本、私よく読んでる。
探偵もどきと、話を聞いてるだけで犯人を当てる人。この形式は・・・
なんかどうにもちょっとなお話。
幕末明治くらいの設定及び宗教からみで色恋からみ。ムリがあるきがするし、何よりも当時の人物を作者注で書くのは入らない気がする。
慟哭、面白かったんだけどな
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明詞シリーズ第1弾。
維新の騒擾燻る帝都の武家屋敷で青年軍人が殺害される。
容疑者,動機,殺害方法,全て不明。
被害者の友人で公家の三男坊・九条惟親は事件を調査し始める。
九条が助言を求める博学の奇人・朱芳慶尚。
朱芳は事件から手を引くように言うが,やがて悲劇の真相が…。
文頭にはポーの「モルグ街の殺人」が挿話として書かれ,
座敷の埃,生きているけど死んでいる猫など,
京極堂のような論理的挿話,
朱芳は病弱のため,話を聞くだけの車椅子探偵的な設定,
あらゆる要素が盛り込まれ,著者の技術でうまく融合されている。
角蔵や金之助など著名人が端役として登場する点も楽しめた。