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明治文明開化頃の昏さ、華族に士族に公家と、舞台はそこそこ揃っているのに、全く面白みがない。プロットがすぐ読めて展開もお定まり。なんか残念。
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再読。
旧家に根ざしたミステリーは、推理よりも家の秘密に野次馬根性が騒いでしまう。有閑主人公が足で情報を集め、安楽椅子の探偵役が解決に導きながら事件終結まで見届けないのも一風変わっていておもしろかった。
復讐の方法の厭らしさと怨みの執念に慄然。
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久しぶりに推理小説に挑戦しましたが、ちょっと難しかったかなあと思いました。あんまりこの時代の言葉知らなかったので、トリック明かされた時も調べるまでピンとこなかったので、スゴイ!と即感動できなかったのが悲しかったです・・・(もっと言葉知っておけば感動できたかな、と思いもします)
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このところ、この作家を読んでいるが、面白い。読む順番が違ってしまい
これを先に読めば、シリーズ物としてもっと良かったたが、仕方ない。
ミステリー本格物だが、最後の詰めは良いが、最初の方で、もう少し、
登場人物の関係を、分かりやすくしてもらえば、もっと楽に物語を楽しめた
はずだが、複雑過ぎてスンナリ入っていけない点だけが、気になる。
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これ面白かったんですわー。個人的に好みにぴったり。
この人、面白くなくはないんだけど
なーんかこう、地味だし垢抜けないし
こう格好良くすぱーっと決まらないものかねえと
常々思っていただけに、いやあ、スカッとしたっ!
シリーズ化しているらしく、さらにラッキー ^^
探偵役が一族の外戚の老女を
昔の因縁話を聞きに訪ねていくシーンが印象的。
栗本薫「絃の聖域」のラストシーンを思い出した。
いやあ年長者にはかなわないってことですなあ。
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『事件に限らず世のすべての事象には、始まりとともに結果が含まれているはずなんです。
人間は生まれたときから死が約束されている。出会いは別れと表裏一体だ。
だから今度の事件だって、起こった瞬間にその結末はすでに決まっているんだ。九条さんのような第三者が関わったところで、その結末を別な方向へとずらしてしまうだけでろくなことにならない。』
貫井徳郎先生は本格ミステリもすばらしく面白い。やっぱ謎解きのあるミステリはたまらんな。
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仰々しさを歴史に絡めることで演出し、その禍々しさは確かにこういう形で終焉して然るべきなのだろうな、といったところ。江戸川乱歩に似た作風の中に、時代設定に流されすぎない筋が通してあって、貫井氏の良さは決して死んでいない。途中途中で登場する歴史上の偉人は過分かなと感じたが。彼らの登場により、どこかミーハーな雰囲気が出てしまい、本来大事にすべき重厚な厚みが減ってしまったような印象を受けた。作品によっては、貫井氏の小説は軽いからなー。でもやっぱりこの人の作品は何か期待してしまう。
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貫井徳郎さんの作品なのですが、貫井さんの作品って毎回、「えぇ???」っと驚かされる事が多いので初っ端から注意深く読んではいたのですが、今回は特にという感じ。
時代背景と被害者近辺の環境でなんとなく想像ついちゃうかな。
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既読だったが、細かいところは忘れてたので再読。最後の謎解きはある程度覚えていたけど、それでも中々読み応えある。維新直後という時代背景が重要な意味を持つわけだ。九条・周芳コンビの続編読みたい。
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序盤から次々と人が死んでいきます。
圧倒的に強い童貫軍。先を読む力も、梁山泊の面々よりはるかに上。
人数でも圧倒している彼らと、どう戦ったらいいのか。
総力戦。
全ての人が、自分のできる限りを尽す。
それでも苦しい戦い。
同志が死んでいく。
読んでいてつらいなあ。
蘆俊義(ろしゅんぎ)も魯達(ろたつ)も死んだ。
戦場の死ではなかったけれど、彼らもまた戦いの中に死んだ。
ああ、でも、魯達は楊令(ようれい)の中に梁山泊を遷したな。
もう誰が死んでもおかしくないけれど、李逵(りき)は生きて終わってほしいな。
早く大人にならなければならなたっか楊令のそばに、大人なのに子どもの心をもつ李逵がいてくれたら、それだけで読む方も少し安心できると思うので。