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紙の本
かなりショッキング
2018/11/02 18:21
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しばひつじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
うつ病と不安症(不安障害)とパニック障害などは、似ているけど違うそうで、見分け方のチェック項目があり、関心があったので購入しました。
始めの方は興味深く読み進めていましたが…
治療法の、エクスポージャー(ツラい事や苦手な事をあえてして、馴れる事で、どんな不安が来ても平気になる治療法)がショッキングでした。
「掃除も満足にできない私は主婦失格です」「私は仕事が遅い使えない男です」などという、自分の一生の恥になる言葉をプラカードにして、道行く人に見てもらう…と。
外国の専門家が発案したエクスポージャーらしいですが、こんな人の尊厳を大切にしない行為を、自分からする事で、症状が良くなるのか?疑問に感じました。
道行く人も、かわいそうに感じ、見ていて嫌な気分になる人もいて、迷惑なのでは?と思ってしまいました。
また、電車で隣に座った女性を妊娠させてしまうのではないかと思ってしまう強迫観念の男性の為の「ちょうちょ」の替え歌が衝撃的でした。もちろんその病気に苦しんでおられれる方が悪いのではないのですが…
「不安を、笑い飛ばすのが目的」だそうですが、それが笑いと言うなら、かなりブラックユーモアで、私は面白いなんて感じないし、ここでも女性、子供、その男性自身の尊厳が大切にされていないような表現に、読んでいて気分が悪くなってしまいました。
他に良い内容もあったかもしれないけど、衝撃的部分が気になって、頭に入って来ません(汗)
私は疑問に感じるけど、専門家の先生がおっしゃる事だから、こう感じる自分がおかしいのかな…なんて、昔の自分なら思ったかもしれませんが、今回はそう思いませんでした。自分の感覚を大事にしたいと思ってます。
不安と折り合いをつけるヒントを得て、明るい気分になる目的で購入した私にエクスポージャーは、合わなかったようです。
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