紙の本
様々な変化の瞬間を切り取って
2012/01/23 21:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
SAOの旧アインクラッド時代のアスナとキリトのミステリー風味中編「圏内事件」、地下世界ヨツンヘイムにあるエクスキャリバーを手に入れるエピソード短編「キャリバー」、ソードアート・オンラインでレベル1だった頃の霧との姿を描く掌編「はじまりの日」を収録した短編集だ。
「圏内事件」
まだ前線が57階にあった頃。お昼寝をしているキリトのところに、血盟騎士団・副団長アスナがやってくる。気まぐれでお昼寝に誘ってみたところ、隣で熟睡しだし…結果、ご飯をおごってもらうことになった。
そして向かった街で、キリトとアスナは、原則として安全な街の中・圏内で、連続貫通攻撃で男が死んでしまう瞬間を目撃する。新たな圏内攻撃の手段を見過ごすことができず捜査をすることになる二人だが、それは半年前の事件を暴く結果になるのだった。
アスナがキリトに好意を持った瞬間の物語であり、SAO世界が明らかにした人間の本質が見せる醜さを教えてくれる、好意とは対極的なエピソードになっている。
「キャリバー」
ついにヨツンヘイムのエクスキャリバーを獲得するクエストが発見された。一年前に既にそれを発見していたキリトたちは、他のゲーマーに獲得される前に、もう一度チャレンジしてみることにする。パーティはキリト、アスナ、リーファ、リズベット、シリカ、シノン、クライン、そしてユイだ。
ところが地下世界に下りた彼らは、ニブルヘイムの王スリュムが、プレイヤーたちを巻き込んだ壮大なクエストを起こしていることを知る。全ては本来のカーディナル・システムが開放されたせいだ。
GMも知らないSAO世界のピンチを知ってしまったキリトたちは、否応なくクエストに関わっていくことになる。コンバートしてアーチャーとなったシノンと、女好きクラインがさりげなく大活躍するエピソードだ。
そしてこのことからも分かるように、本質的にソロプレイヤー気質のキリトが、仲間の大切さを実感した瞬間の物語でもある。
「はじまりの日」
茅場晶彦の本来の計画であるデスゲームが始まった瞬間、クラインを置いてキリトは駆け出した。全ては自分が生き残るために。βテスターであることを利用してとある村に向かったキリトは、初めての愛剣を手に入れるため、コペルというβテスターと協力することになる。
キリトがSAOの本質を体感し、その剣技の鋭さと、それを裏付ける生き残るために努力するという覚悟を決めた瞬間の物語となっている。
電子書籍
まとめ
2022/01/23 16:12
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投稿者:なまもの - この投稿者のレビュー一覧を見る
SAO初日からALOの話など、さまざまな話がごっちゃになっている短編集。これを読んだ後にまた1巻から読み返してもいいと思う
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投稿者:AIZOU - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集
真面目にミステリやろうとしてるんだろうなあ
というのは感じられて、好印象なんだが
ミステリとしてはそんなに好きじゃないかな
キャリバーはいつもながらゲームチックじゃないのが私の求めてるのと異なってしまう
最後のはゲームチックかと思いきや
ソードアート・オンラインのもともとのメイン絡みの話だし
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個人的には、レギュラーメンバーによる「キャリバー」が楽しめた。
中でもシノンは、主役張れるキャラの一人なんで今後も参加させていただきたい!
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短編と言うより中編集な感じ。時系列的には過去(SAO)の話と新らしめ(ALO with シノン)の話。SAO話の片方はアスナの新鮮さがよかった。あとヒースクリフさえ驚愕するラーメン(?)とはどんななんだ(笑)ALO話は…キリトさんのムチャぶりは相変わらずだけど、それを上回るシノンさんマジ小悪魔(笑)
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『圏内事件』アスナとキリトの探偵物?ストーリー的には理屈っぽくてイマイチだがヒースクリフやラフ・コフが出て来て登場人物の新しい面がみえて良かった。ネットで公開されてるNPCレストランの後日談は大笑い出来るのので、ぜひ参照。
『キャリバー』≪SFO≫の剣エクスキャリバーを取りに行くスカッと楽しめる話。シノンとかクラインが大活躍。
『はじまりの日』ちょっと悲しい話。
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短編集というよりは、中編2つ+短編1つな内容の本。相変わらずキリト完璧すぎなきらいはありますが、おもしろい。物語の中の現在のいろいろなVRMMOが発展してる世界もおもしろいけど、やっぱりアインクラッドの話は緊張感があっていい。
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同じ作者の別シリーズとコンセプトは似たようなものなのだけど、こちらのほうが好みに合っている。
相変わらず俺TUEEEだけど、まあ、それがよいので。
これ読んでいるとMMORPGをやりたくなるのだが、実のところMMORPGとかMORPGとか性にあわないので、やってもすぐ飽きるのがわかっているので、ある意味わな。
あいつら、基本アクションだからなぁ。。
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今回は短編集。
SAOを補完するような短編2本とALOの短編2本。
本の半分を占めている「圏内事件」よりデスゲームが開始された直後のキリトを描いた「はじまりの日」が印象深かったり。
ALOの「キャリバー」とりあえずシノンさんかっけーーー。の一言に尽きるかとw
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短編集と言いつつ、圏内事件だけで220ページという大ボリュームのぶ厚くも熱い一冊。キャリバーは去年の年末、仕事帰りの電車内で、おかしなテンションで読んでいたという思い出補正もあって大好きなエピソード。しかし短編集だと、ちゃんと一冊のうちに完結してくれるから楽しみやすいなっ!
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待望の8巻です!
今回は続編(長編)じゃなくてがっかり~…と思ったのですが、サイトで読んでかなり大はまりした『圏内事件』がイラスト付きで収録されているのが嬉しかったです。この作品で更に惚れたヒースクリフ氏ですが、例のシーンがカラーでもモノクロでもイラストになってますしね!(イラストのabec様もヒースクリフ好きなのかな…そうだと良いなぁ、なんて思ったり)
結末もトリックもわかっている『圏内事件』ですが、それでも改めて読むと続きを読みたいという衝動が抑えられず、だかだかっと読んでしまいましたし。
勢揃いではないけれど、メインキャラ達集結に加えて大好きなシノンも参加してのAOL内大規模クエストを描いた『キャリバー』に、によによさせられたり。
デスゲームが宣言されたSAO1日目、早くも人の死に触れたキリトの『はじまりの日』に何とも言えない気分にさせられたり……。
と、バラエティ豊かに取り揃えられていて、短編集なのにとても読み応えがありました。うん、やっぱり大好きです!!
不満があるとすれば。
近所の書店に「少ししか入って来ずに売り切れました」「まったく入ってきませんでした」とたらい回しにさせられた挙句に、取り寄せをお願いしなければ入手出来なかったてんでしょうか。
角川さん、「小さな町の本屋さん」にもちゃんと卸してください!
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再びの短編集となる第八巻。
五巻、六巻で出てきたキャラクターも再登場し、個人的には嬉しかった。
ややミステリー調な短編に、意外なキャラの意外な一面が見れる一編。
そして主人公の生きる道を決めたお話の、三作品構成です。
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まずはアニメ化おめでとうございます。 好きな作品なのでコケないようお願いしますよ、A-1 Picturesさん。
さて8巻は『圏内事件』『キャリバー』『はじまりの日』と3つの話からなる短編集。 短編集でも内容が濃く、イラストもコミカルで楽しめました。
『圏内事件』ではキリトとアスナの関係が微笑ましかったし、『キャリバー』ではクラインやシノンの活躍が見られてうれしかったです。
あのヒースクリフの「何故こんな店が存在するのだ……」という呟きとアルゲードそばが何だかミスマッチで可笑しかった。
まぁ8巻は「シノンさん、マジかっけぇー!」 この一言に尽きますな。
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アインクラッド編とフェアリーダンス編を補完する短編集。
といっても短編といえる物量じゃないけどね(笑)
①圏内殺人・・・★★★★☆
アインクラッドの安全圏で起きた殺人事件をキリトとアスナが追うもの
バトルがなく、SAOっぽくないです。
アスナってこんなキャラしてたっけ?と思いたくなる。
面白いんだけどなにか違和感残った。
②キャリバー・・・★★★★☆
フェアリーダンス編でちらっと見えた伝説の武器エクスキャリバーを求める旅からの・・・。
GGOで出合ったシノンも仲間に入ってわいわいがやがや感があってどうしても緊張感が少ないけど、相変わらずのキリト無双は健在で、ファンタジーっぽい仕上がりで楽しめた。
そして、シノンは美味しいところをもってくなぁ~(笑)
③はじまりの日・・・★★★★★
デスゲームが始まってからの数時間に起こったことを描いたもの
ページ数が一番少なかったけど、これが一番SAOらしくて一番好き。
最後にあとがきで川原さんがAWのアッシュっぽくなってしまった?
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一番よかった話は
キャリバー
なんといってももう一度シノンが登場してくれたことがうれしい!
そして大活躍!
もてる男って辛いなぁ…なんて思ってみたり。
次なる展開にもかなり期待です