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紙の本
怪異 科学 神秘
2016/03/08 21:31
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投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
貸本時代の怪奇もの。初期作に頻出する脅威の前の表情、アメコミではなくサイレントムーヴィーからだろうか。制作環境、印刷などの制限もあり、全体的に絵はラフです。怪談の原初的なものとモダンホラーの結びつき。「半幽霊」鬼太郎の誕生エピソードに似た話ですが、これは古典になんか元ネタあるんだろうね、それこそ中国あたり。「ねずみ町3丁目」個人的には一番怖い。これはラヴクラフト的な恐怖に触れている。「庭に住む妖怪」収録作中最もストレートな怪談の現代化、他の作品にあるSF的要素は少ない。「亡者の笛」機械的に発動する呪いとドラマ。お話としてはこれも古風ですがタイトルの意味など非常にモダン。「地底の足音」『ダンウィッチの怪』を翻案/換骨奪胎。水木カヴァー。本格的なクトゥルフ神話漫画って未だに少ないと思われますが、これは最初期にして頂点ではなかろうか。作画密度もぐっと上がってる。贅沢を言えば資料並びに巻末エッセイは良いのですが、それとは別に全集としてもっと突っ込んだ研究的解説が欲しい。
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