紙の本
朝ドラのよう
2019/01/06 07:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の鈴木よねがナレーターをしている「あさドラ」のようで、すごく面白いです。
波乱万丈の人生が展開していく前半はそのまわりの環境や人間模様に興味を惹かれる。
紙の本
神戸の歴史がわかる
2018/06/03 17:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:PORT - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴木商店のことを知っていますか?かつてあった大商社の女店主の一代記、玉岡かおるさんならではのわくわくする語り口調で、ぐいぐい引っ張られます。この本を読んでから神戸の町歩きをすると、港町・神戸の魅力が倍増です。
紙の本
神戸人なので、更に…
2014/01/14 10:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
街並みがよみがえるというか、今のここはこうだったんだ~も含め
もちろん!お家さんの「筋」の通った生き方が素晴らしい。
お商売人さんが全員こんなだったら、素敵な社会だろうに…。と
投稿元:
レビューを見る
日本史上かつてない規模を誇った巨大商社
の盛衰を、女性を中心にした視点で描いた
繊細かつ壮大な作品
投稿元:
レビューを見る
現在読んでいる本です。芯の通った女性、かつ“お家さん”として決してでしゃばることなく、かつ信念をもって社員・家族に接する・・・そんな女性としての仕事の仕方に勉強させられています。下巻も楽しみです★
個人的には、お付きの珠喜ちゃんが好きです!彼女のような天真爛漫な性格に憧れます。。下巻では幸せになっていることを望みます★
投稿元:
レビューを見る
関西弁による主人公の主観的記述と、客観的な物語が織り交ぜながら進行する。関西弁が苦手な方には少し読みずらさを感じられるかもしれないが、本作の主人公の表現に関西弁は欠かせないものである。
ストーリーもしっかりしており、一筋縄ではいかない商人としての生活が非常によく表現されている。そして嫌味のない教訓、精神論には共感を覚えるところが多い。
下巻が楽しみな作品。
投稿元:
レビューを見る
本を書店でみたときに、双日の前身というところに惹かれて購入しました。はずかしながら、鈴木商店の存在を知りませんでしたが、会社を亡夫から引き継いで、部下を信じて仕事をまかせて、大きくなっていくストーリでした。
投稿元:
レビューを見る
下巻も読了。
開港まもない神戸で商いする、とある店が、世界に冠たる大企業へ成長してそして静かに役目を終えるまで。
店の女主人「お家さん」の語りと、当時の状況を客観的に述べる章とが、交互に並ぶ読みやすい構成でした。
私は不勉強でそんな会社の存在すら知らなかったのですが、家人は知っててちょっと尊敬しました。第一次大戦中の土嚢にはどれもこの会社のロゴが入っていたなんてエピソードまで。おおお。
投稿元:
レビューを見る
鈴木商店というのは、日本史の教科書には載っていたけど、
どれだけ凄いものなのか、いまいちよくわからなかった。
これは「お家さん」と呼ばれた鈴木よねの物語。
ところどころによねの回想を取り入れるという手法は、
とても面白いし、播磨弁がとてもしっくりくる。
投稿元:
レビューを見る
仕事と結婚、子育ての両立に悩んだ女性に
POINT
女性だから、という言い訳は心の中だけにし、できることをやる
自分の能力は限られている。有能な人間に任せる
一度任せた以上、口は出さず最終的な責任を取る
投稿元:
レビューを見る
明治の歴史と神戸を中心とした庶民の文化が手に取るように感じられます。
舞台となっている鈴木商店の経営理念は、“利益第一主義でなく、弛まざる社会的責務の追及”というべきもので、CSRやソーシャルビジネスなど、近年の社会が模索している組織のあり様をこの時代に颯爽と貫いている奇跡のようなものを感じます。
経済学、経営学にも通じる内容となっていて、明治の歴史と併せて、二重の深みをもって物語が進んでいきます。
下巻が楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
商売は、自分ひとりが潤うためにするんやない、国が、民が、しあわせになるため苦労を重ねるもんだ。
2011.10.29 完読
投稿元:
レビューを見る
明治から大正にかけてこんなにすごい会社があったとは全く知らなかった。しかも女性がそのトップだったとは。女性でもこれほどまでに人を動かす人望を集めていたことに感銘を受けました。数年後にもう一度読み返したい小説です。
投稿元:
レビューを見る
伝説の総合商社、鈴木商店のオーナーのことを書いた小説『お家さん』を読む。登場人物の描写や時代背景が素晴らしかった。
金子直吉が、本当に底辺から商売に熱中してのし上がっていく様を見て、ほんとはわき目もふらないくらい集中することが、大事なんだよな。鈴木商店の本道の小脳は扱わせてもらえないので、他の商材をコツコツ得意分野にして発言権を獲得しようとする、そのポジティブというか、そこしか逃げ道ないぜ的な追い込まれ方は、「生き残る」ってのはこういうことなんだなーとしみじみ思わされた。
また、男尊女卑ぼ世相の中、お家さん・女性の経営者としての風格を味わくことができる点もこの小説の魅力といえよう。
投稿元:
レビューを見る
商家に嫁いだ女性の個人商店から大きな商社へと、飛躍するお家さん鈴木よねの一代記。大正から昭和の初めの時代背景は、この作者玉岡 かおるさんのお得意とする物語。