紙の本
回廊封鎖
2015/12/27 10:39
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
消費者金融の幹部への復讐劇で映画祭を舞台でハラハラドキドキですね。佐々木さんの小説は重厚ですが読み応えのあるものばかりです。
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ちょつしたきっかけで止まらない転落の悲劇。絶望の深さを想像して切ない。今、日本の格差はどれだけ広がったのだろうか。悲しい復讐劇に、考えずにはいられない
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連続する殺人事件には共通点があった。見せしめのような殺害方法、被害者は破綻した大手消費者金融「紅鶴」の元社員。それに気付いた刑事・久保田は事件を追い始める。紅鶴に人生を破壊された男たちの復讐劇の最後にして最大のターゲットは社長一族の元専務・紅林伸夫。決着の場所は、六本木の巨大ビルで行われる映画祭。その壮絶な結末とは―!?現代社会の闇に向き合った渾身の犯罪小説。
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一気に読み進めてしまった。
苦労を積み重ねて生きている犯人たちと、それを追う警察たちと、ハラハラとしながらストーリーを追いかけた。
最後は決して良かったと言える結末ではないが、それでもそれぞれがそれぞれにやり遂げて散っていった感じか。
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2017.2.13 〜 23 読了
サラ金被害者の復讐劇。ラストは一度社会から抹殺された者が持つ迫力に満ちた壮絶アクション。「レオン」にも似たオチもついている。
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法律の抜け道、グレーゾーンを最大にいかして成長してきたサラ金業者。
追い詰められた債務者たちは多重債務に陥り、やがて自己破産へと転落していく。
家庭は崩壊し、自殺にまで追い込まれた者たちも多い。
物語は、けっして若いとは言えない元債務者たちの復讐劇である。
清掃業者という立場を最大限に使い、次々とターゲットを殺害していく。
香港に逃れていた元専務が来日するという噂は、彼らを復讐へと駆り立てる。
搾取したという自覚はない。
もちろん罪の意識もない。
上手く立ち回ることが出来ないほうが悪い・・・元専務だけでなく「金がすべて」を行動の基準にしていた人間たちがたぶんこの時代にはたくさんいたのだろう。
自堕落な生活を送っている者だけが消費者金融を利用するわけではない。
突然の入院や事故、予期せぬ出来事を乗り越えるためにほんの少しだけ利用しようとした人たちもいただろう。
しかし、返済しても返済してもいっこうに減らない借金に彼らは疲れ果てていく。
予想をしていたけれどあっけない結末だった。
他に道があったとは思えない。
当然、物語が帰着するべき結末は限られてくる。
確信を持って犯罪に手を染める重原たち。
動機にある程度の理解を示しながら地道な捜査によって核心に迫る久保田たち。
もう少し、両者のせめぎあいを楽しみたかった。
中盤以降、一方的に決行日の描写になってしまい満足度が少し下がってしまったことが残念な気がする。
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連続する殺人事件には共通点があった。見せしめのような殺害方法、被害者は破綻した大手消費者金融「紅鶴」の元社員。それに気付いた刑事・久保田は事件を追い始める。紅鶴に人生を破壊された男たちの復讐劇の最後にして最大のターゲットは社長一族の元専務・紅林伸夫。決着の場所は、六本木の巨大ビルで行われる映画祭。その壮絶な結末とはー!?
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元消費者金融の社員達に私的制裁を加える現代版義勇軍の話。
復讐する側が現実的な存在であるのに反し、される側は映画の登場人物みたいな特別すぎる存在なのに、ことが上手く進み過ぎるの印象です。
される側の悪人度合いが殆ど描かれていないので、勧善懲悪ものとして感情移入も難しかった。