読割 50
電子書籍
藤村のパリ(新潮文庫)
著者 河盛好蔵
姪との「不倫」に苦悩した島崎藤村は、逃げるようにしてフランスへ渡った。折しも勃発した第一次世界大戦に濃く色どられた約三年間のパリ生活で、藤村は何を観、何を聴き、どんな事態...
藤村のパリ(新潮文庫)
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藤村のパリ (新潮文庫)
商品説明
姪との「不倫」に苦悩した島崎藤村は、逃げるようにしてフランスへ渡った。折しも勃発した第一次世界大戦に濃く色どられた約三年間のパリ生活で、藤村は何を観、何を聴き、どんな事態を体験したのか? 下宿の女主人との関係は? 河上肇や藤田嗣治ら、パリの日本人たちとの交友は? 人間への好奇心、その飽くなき情熱が生き生きと蘇えらせる、藤村の歩いたパリ。読売文学賞受賞。
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紙の本
面白い内容
2019/03/02 21:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名から、藤村の生活を中心に書かれているのかと思っていたが、藤村以外の芸術家も多く登場して面白かった。
紙の本
藤村のパリ
2020/04/30 18:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
島崎藤村の作品は今まで多く拝読していました。
姪との複雑な関係からフランスに渡ったことは知っていましたが、フランスでの生活実態は余り知りませんでした。
河盛好蔵氏の著書は初めて拝読しましたが、藤村のフランスでの生活が折しも第一次世界大戦勃発と重なることとなり、バリでの現地の人との交流や日本から渡った人々との交友など興味ある内容でした。
紙の本
2000/10/1朝刊
2000/11/10 21:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
姪(めい)との不倫に悩んだ島崎藤村は、一九一三年に逃げるようにパリへ移り住み、約三年間を過ごした。自ら留学経験を持ち仏文学研究の泰斗である著者が、パリ時代における藤村の足跡をたずね歩いて「新生」へとつながる、その文学的軌跡を追った。
河上肇や藤田嗣治らパリの日本人らとの交遊や、下宿の女主人との関係など、それぞれの現場から捉(とら)え直して、藤村が見たり聞いたりした体験を生き生きと再現した。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000