電子書籍
三浦綾子 電子全集 銃口 (下)
著者 三浦綾子 (著)
激動の時代を描く三浦綾子の長編小説!昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で竜太は、7か月の独房生活を送る。絶望の淵から立ち直った竜太に、芳子との結婚の直前、召集の...
三浦綾子 電子全集 銃口 (下)
05/02まで通常550円
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商品説明
激動の時代を描く三浦綾子の長編小説!
昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で竜太は、7か月の独房生活を送る。絶望の淵から立ち直った竜太に、芳子との結婚の直前、召集の赤紙が届く。入隊、そして20年8月15日、満州から朝鮮への敗走中、民兵から銃口をつきつけられる。思わぬ人物に助けられやっとの思いで祖国の土を踏む。再会した竜太と芳子の幸せな戦後に、あの黒い影が消えるのはいつ……過酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生き抜く竜太のドラマ。
「第1回井原西鶴賞」受賞作品。三浦綾子、生前最後の小説。
1996年(平成8年)、NHKで「銃口 竜太の青春」としてテレビドラマ化され、作品が第14回ATP賞‘97奨励賞を受賞した。
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紙の本
感動作です。
2021/10/04 10:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼馴染み芳子と結婚が決まった。そして芳子と満州に渡り竜太は教師をするつもりでいた。芳子は竜太が警察に拘束されているときも支えてくれた女性であった。しかし、結婚一か月前に召集令状が竜太に届き満州へ出征する。隊では竜太より若い近堂一等兵の計らいで不自由も殆どなく、快適に過ごしていた。ある日上官と諍いを起こしたことがきっかけで酒保担当に変わる。酒保では軍曹の山田の二人であったが、ここでも竜太は上官に恵まれ安全に過ごしていた。しかし、ソ連が満州に進出し始め、二人は逃亡生活を余儀なくされる。逃亡中に抗日朝鮮隊に捕まってしまい、命の危険を感じる。幸運なことに隊の一人は竜太の父が以前に施しをかけたことがあった人物だった。そのため竜太と山田は彼らの力によって無事に日本に辿り着けたのであった。旭川に戻って、山田が母と無事に対面できたこと、金堂が終戦の日に部下を庇って戦死したことを知り、ある思いが湧き上がってきた・・・。
下巻も本当にいい内容でした。上下巻を一気に読むことができるくらい内容に魅了されてしまいました。逃亡中の内容はちょっと不満も感じましたが、旭川に帰ってからの内容は非常に満足です。