- 販売開始日: 2013/04/05
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-371288-9
電子書籍
C.M.B.森羅博物館の事件目録(17)
著者 加藤元浩(著)
森羅(しんら)が手渡された希書『プリニウスの博物誌』。それは30年前“ベルリンの壁”を越えようとした少年が携えていたもの。彼は警備兵に撃たれ、川に浮いているところを発見さ...
C.M.B.森羅博物館の事件目録(17)
C.M.B. 17 森羅博物館の事件目録 (講談社コミックス)
商品説明
森羅(しんら)が手渡された希書『プリニウスの博物誌』。それは30年前“ベルリンの壁”を越えようとした少年が携えていたもの。彼は警備兵に撃たれ、川に浮いているところを発見されたという。少年の身にいったい何が起きたのか? 謎を追う森羅の前に、嘘と真実が交差する! 『プリニウスの博物誌』他3編を収録。
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紙の本
小さな冴が光るインターバル
2015/08/17 13:11
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「プリニウスの博物誌」
ベルリンの壁崩壊直前、東から西へと脱出する親子の間に起きた悲劇を描く。なぜ子どもは脱出直前のトラックから逃げ出したのか、裏切りはあったのか?でたらめな証言をより分けた先に見えてくる、意外な信実のもつ力とは?
「隠れ里」
春の七草を摘みに里山へ出かけたいつものメンバーたち。しかし彼らが迷い込んだ山は、人を迷わし留める隠れ里だった?そのトリックを榊森羅が解き明かす!
「モザイク」
消えてしまった有能なひとりの建築家。その後輩は、彼が別の建築家により殺され、その家の壁に塗り込められたという。しかし、証拠もなく個人の家を壊すことはできない。果たして森羅は、その証拠を見つけ出すことが出来るのか?
「幻の車」
幻の車「つくば号」。新たに発見された車には、ハンドルがなかった。そのハンドルを見つけるために奔走する森羅。その果てに見える、親子の確執と愛とは?
一話完結ものばかりが収められている巻。ある意味でインターバル回みたいなものかもしれないが、それぞれの回に小さな冴が光る。プリニウスの博物誌では、途切れ途切れに聞こえたセリフのミッシングリンクをうめ、繋ぐことによって、やさしい嘘が現れてくるし、幻の車では、車の機構が真実を反転させる鍵となる。
予告によると、次はなにやら大きな事件が起こりそう。