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IP/NN 阿部和重傑作集
著者 阿部和重 (著)
世紀の変わり目に書かれた2つの小説が、21世紀のテロルを予言する。「インディヴィジュアル・プロジェクション」(1997年)と「ニッポニアニッポン」(2001年)、阿部和重...
IP/NN 阿部和重傑作集
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IP/NN 阿部和重傑作集 Individual Projection Nipponia Nippon (講談社文庫)
商品説明
世紀の変わり目に書かれた2つの小説が、21世紀のテロルを予言する。
「インディヴィジュアル・プロジェクション」(1997年)と「ニッポニアニッポン」(2001年)、阿部和重の代表的傑作中編2作を収録。
「インディヴィジュアル・プロジェクション」
東北の田舎町のスパイ養成道場・高踏塾、その解散から半年が経ったころ、元塾生たちの命が次々に危機にさらされる。渋谷の映画館で映写技師をする元塾生の一人・オヌマはその報せを耳にし、高踏塾の塾長・マサキの謎を探り始める。次第に彼はヤクザの抗争に巻きこまれ、世紀末の渋谷は騒乱に覆い尽くされてゆく--
マサキの真の目的とは何だったのか? そして、フィルムの暗号に示されたプルトニウム爆弾の隠し場所とは一体どこなのか?
謎が謎を呼ぶ展開の果てに、衝撃の真実が明らかになる!
「ニッポニアニッポン」
地元を追い出され東京でひとり暮らしする17歳の少年・鴇谷春生(とうやはるお)は、日夜インターネットを渉猟し、トキに関する情報を集めていた。種の保存のために管理されるトキを解放することが自分の使命だと信じるようになった彼は、スタンガンと催涙スプレーを購入し、佐渡島を訪れることを決意するのだった。
中学時代の同級生・本木桜への春生の思いと、地元を追い出される原因となった罪、明かされていく「ニッポニア・ニッポン問題の最終解決」の全貌……
すべての妄執に囚われたまま、運命の時は近づいていく。
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紙の本
なんだこれ
2016/09/28 15:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポージー - この投稿者のレビュー一覧を見る
「インディヴィジュアル・プロジェクション」と「ニッポニア・ニッポン」の2つの中編が収録されている。阿部和重の作品は初めて読んだけど特に前者がおもしろかった。
小説は「現実よりもちょっと浮いたもの、ズレたものがおもしろい」とよく言われるが、インディヴィジュアル・プロジェクションを読んでいるときは「小説にはこんな変なズレ方があるのか」と思った。
物語の奇妙で混乱していく空気感やストーリー自体もおもしろいが、その中に自然に散らばっている暗示によって統一感もある。読後は納得とはぐらかされたような気持ちの両方が残って不思議な感覚だった。
紙の本
わからなかった。
2014/12/03 00:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
何を伝えたいのか?
何を表現したいのか?
読むとおすのは苦にならなかったけれど。