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逆転法廷 有罪率99%の壁
著者 姉小路祐 (著)
会社社長の殺人容疑で起訴された青年は、社長の娘との結婚問題がこじれていて動機十分、事件当夜のアリバイもなし。殺人現場の応接机からは彼の指紋まで検出されていた。しかし、弁護...
逆転法廷 有罪率99%の壁
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逆転法廷 有罪率99%の壁 (講談社文庫)
商品説明
会社社長の殺人容疑で起訴された青年は、社長の娘との結婚問題がこじれていて動機十分、事件当夜のアリバイもなし。殺人現場の応接机からは彼の指紋まで検出されていた。しかし、弁護士朝日岳之助は青年の無実を信じた。冤罪を憎む白髪の老弁護士の破天荒な法廷闘争が始まった! 白熱の社会派法廷ミステリー。(講談社文庫)
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紙の本
人間味溢れる冤罪事件の構造解析小説。(笑)
2023/02/26 10:36
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間味溢れる冤罪事件の構造解析小説。(笑)冤罪が起きるのは警察、検察の杜撰な捜査に加えて起訴した上は有罪にしなければ面子が潰れると言う義務感があるという。本著でも、迷宮入り事件を2件も続けた失態からの焦りを感じた警察官の苦渋が感じられる。しかし、著者の視点はそれだけに止まらず、マスコミ報道を利用して関係者の意識を操作し、それによって容疑者を追い込んでいく手口の描写である。そこには、マスコミ、一般大衆もそれに加担してるという示唆が含まれているように思える。地味ながら人間の心理を巧みに描いた救いのある作品。また、著者は基本的には「性善説」らしく全てに救いを見出そうとしてるらしい点に興味が湧いた。