- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
人間味溢れる冤罪事件の構造解析小説。(笑)
2023/02/26 10:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間味溢れる冤罪事件の構造解析小説。(笑)冤罪が起きるのは警察、検察の杜撰な捜査に加えて起訴した上は有罪にしなければ面子が潰れると言う義務感があるという。本著でも、迷宮入り事件を2件も続けた失態からの焦りを感じた警察官の苦渋が感じられる。しかし、著者の視点はそれだけに止まらず、マスコミ報道を利用して関係者の意識を操作し、それによって容疑者を追い込んでいく手口の描写である。そこには、マスコミ、一般大衆もそれに加担してるという示唆が含まれているように思える。地味ながら人間の心理を巧みに描いた救いのある作品。また、著者は基本的には「性善説」らしく全てに救いを見出そうとしてるらしい点に興味が湧いた。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |