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経済学再入門
著者 根井雅弘 (著)
本書は、経済思想史を俯瞰したうえで、経済学でよく使われるキーワード(「市場」「競争」「均衡」「独占」「失業」「制度」「希少性」など)を再検討します。すると、経済学タームは...
経済学再入門
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経済学再入門 (講談社学術文庫)
商品説明
本書は、経済思想史を俯瞰したうえで、経済学でよく使われるキーワード(「市場」「競争」「均衡」「独占」「失業」「制度」「希少性」など)を再検討します。すると、経済学タームはかなりの多義性をもっていることが判明します。経済学の現在から距離をとって、歴史的視野を持つことによって、さまざまな問題が存在したし、依然として存在することが見えてきます。経済学を学ぶ意義を改めて問い直します。(講談社学術文庫)
目次
- 学術文庫版へのまえがき
- まえがき
- 第一章 「市場メカニズム」について
- 「見えざる手」 市場メカニズムは万能なのか フリードマンの経済哲学 環境問題を解決するには 「潜在的競争」こそが「独占」への対策 教育も市場に委ねる フランク・ナイトの経済哲学 市場メカニズムの欠陥も考察 古典派の「競争」と「均衡」 「合理的な愚か者」 科学としての経済学
- 第二章 社会主義崩壊の衝撃
- 資本主義の危機 『貧乏物語』の影響力 シュンペーターの資本主義衰退論 ハイエクの知識論 「自由市場」vs.
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紙の本
市場主義一辺倒の現代経済学から一定の距離を置いて、歴史的視野から改めて経済学を見直した一冊です!
2020/03/10 09:45
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、アダム・スミス以降の近代経済学を俯瞰しながら、そこで使われる経済学のキーワード、例えば、「市場」、「競争」、「均衡」、「独占」といった用語を再検討していくという画期的な一冊です。同書では、ケインズ革命の意味、シカゴ学派の思想のなどの迫ると共に、社会主義が崩壊したことの影響を考察していきます。市場主義一辺倒の現在の経済学から一定の距離をとって歴史的視野から経済思想を改めて見直すことで、経済学がより深く理解できるようになります。内容構成も、「第1章 市場メカニズムについて」、「第2章 社会主義崩壊の衝撃」、「第3章 『一般理論』は革命だったのか」、「第4章 ケインジアン分裂の帰結」と興味深いテーマとなっています。
紙の本
経済学の再入門に適する
2022/12/27 15:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鎮文修 - この投稿者のレビュー一覧を見る
20世紀の経済学を中心にアダム・スミスらの古典派経済学に触れつつ、各種の経済理論を取り扱っている。
一読しただけではわからないこともあったので、何度も読み返すことで頭に入れる必要があった。そして読めば読むほど興味深くなった。