商品説明
豆大福,草餅,団子,どら焼き,鯛焼き,パウンドケーキ,チョコレートから佃煮まで,食通たちに愛され続ける老舗・名店の極上の味みやげを厳選し,オールカラー256頁で紹介する永久保存版ガイドブック。
著者紹介
岸朝子 (選)
- 略歴
- 1923年東京生まれ。女子栄養学園(現女子栄養大学)卒業。(株)エディターズ設立。料理、栄養に関する書籍や雑誌を多数企画、編集する。
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紙の本
東京に在住の幸せよ。ここに載っている手みやげを、全制覇したくなった
2004/08/22 16:22
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投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
【手土産(みやげ)】人を訪問するときに持って行くちょっとした物。挨拶がわりの簡単な土産=『大辞林』
著者が一般の人に対して有名となったのは、以前テレビでやっていた「料理の鉄人」の審査員としてだろう。だが、それ以前に料理記者歴が40年余りあるのだから、美味しいものを評価する“舌”は折り紙付きだ。本書はそんな著者が推薦する「料理」ならぬ、美味しい「手みやげ」のガイドブックである。
目次を見て、まず感じたことは、東京に住んでいて私はなんと幸せだったことか、ということである。というのも、取り上げられている97店のうち、3分の1強が食べたことのある店(品)だったのだ。そしてどれもが“ハズレ”はなかった−と、きたら、さぞや残りの品も期待できるではないか。読むのが楽しみになった。
この本に取り上げられているのは、流行におもねらないで商いをしている名店ばかりである。種類別では多いのが和菓子系統(あんこもの、豆類、煎餅・あられ)で全体の4分の3を占めていて、とりわけ、あんこものが多い。「あんこものは太るから食べないとおっしゃる若い女性も多いのですが、カロリーは生クリームやバターをたっぷり使ったケーキよりは少ないのです。(中略)和菓子は日本の素晴らしい食文化の宝石といえるでしょう」というのが、著者の根底にある考えなのだから、それも納得できる。
「鯛焼き」を商っている店が、4軒、紹介されている。「鯛焼き御三家+1」と評する人もいるくらい、どれも東京の甘い物好きの間では有名な店だ。著者は、その中では四谷1丁目の「わかば」のものが、あえて順番をつければ一番気にいっているらしい。「餡はほどよい甘さで、しっぽまでたっぷりと入っていて鯛全体が餡だらけといった感じ。皮は1ミリほどないほど薄い」。美味しさを表現する言葉は、プロ(料理記者)だから的確で、そのうえ、わかりやすい。鯛焼きの食べ比べをしたい思いである。
洋菓子が載っていないわけではない。14軒ある。次いで、私自身が無理やり一緒くたにした“食事もの”が10軒ある。佃煮やら粕漬け、いなり寿司などだ。強引のそしりは免れないかもしれない。ところが分類上どうしても単独にならざるを得ないのが「やげん堀」の「七味唐辛子」である。他の品は、単独で食べられるが、こればかりは、そうもいかないやね。
著者には『岸朝子のおいしいお取寄せ』(発行:文化出版局)という本もある。これは日本全国から美味しい調理品を取寄せて、食卓を豊かにしようという趣旨の本である。
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2018/07/23 13:17
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投稿者:pope - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタばれあり。
目次は場所別、店名と商品名が出ており一目でわかりやすいのが良い。
セレクト的にはザ・定番という感じ。
甘いものだけでなくカツサンドやすしなどの差し入れ向きのものも。