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電子書籍
猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる
著者 田中貴子
猫の魅力、そして猫とともに生きる喜びをいきいきと描いた数々の古典文学を紹介する。平安時代には舶来の「ブランド品」で、『徒然草』では「ねこまた」、禅問答の公案になり、秀吉の...
猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる
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猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる (講談社学術文庫)
商品説明
猫の魅力、そして猫とともに生きる喜びをいきいきと描いた数々の古典文学を紹介する。平安時代には舶来の「ブランド品」で、『徒然草』では「ねこまた」、禅問答の公案になり、秀吉の朝鮮出兵にも従軍し、芭蕉にはその恋を詠まれた、猫。学術文庫版ボーナスとして、かの『吾輩は~』の猫についてのエッセイも収録。さらに、物語絵巻、涅槃図、浮世絵……寺院の天井画まで、猫図版も満載。(講談社学術文庫)
目次
- プロローグ
- 第一章 「猫」という文字はいつ頃から使われたか
- 第二章 王朝貴族に愛された猫たち
- ね・こらむ(1) 和歌の中の猫
- 第三章 ねこまた出現
- 第四章 金沢文庫の猫
- 第五章 猫を愛した禅僧たち
- ね・こらむ(2) 犬に噛まれた猫
- 第六章 新訳 『猫の草子』
- 第七章 猫神由来
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我が国の古典文学に登場する様々な猫を追いながら、猫の魅力、私たち人間との関係を探っていきます。
2020/03/23 09:08
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の古典文学の中から猫が登場するものを挙げながら、そこに表された猫とともに生きる喜びを味わえる一冊です。我が国の古典文学には、注意深く読んでいくと、猫が登場する作品が結構あることが分かります。一例を挙げると、平安王朝文学に描かれた愛玩される唐猫、『徒然草』に登場するねこまた、禅僧に愛された猫、秀吉の朝鮮出兵に従軍した猫、芭蕉の句に描かれる猫の恋、西鶴の浮世草子に出てくる猫のノミ取り屋、といったところです。同書では、こうして文学に登場する猫を一挙に収録し、猫と私たち人間の関係について考察していきます。猫好きの人にはたまらない一冊ではないでしょうか。