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電子書籍
なぜ仕事するの?
著者 松永真理
いったい自分は何をやりたいのだろう。何をやったら退屈しないでいられるのだろうか。私の20代は葛藤だらけだった――。「就職ジャーナル」「とらばーゆ」編集長を歴任、のちにiモ...
なぜ仕事するの?
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なぜ仕事するの? (角川文庫)
商品説明
いったい自分は何をやりたいのだろう。何をやったら退屈しないでいられるのだろうか。私の20代は葛藤だらけだった――。「就職ジャーナル」「とらばーゆ」編集長を歴任、のちにiモード開発の立て役者となった著者にも、こんな時代があった! 就職難時代の仕事選びから、現場で出会った数々の試練、そして雑誌一冊を任されるまで。ビジネスの第一線で活躍を続ける著者が、心の揺れをありのままに綴り、頼れるセンパイとなってその対処法を見つめた、仕事エッセイ集。
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紙の本
男性に読んでほしいなあ。
2003/03/17 19:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Helena - この投稿者のレビュー一覧を見る
iモード仕掛け人の松永さんの仕事エッセイ。仕事と結婚(を主とした生活)の間で揺れる20〜30代女性は共感を持って読めると思う。でも実は、この世代の女性の生き方を理解してもらうために、男性に読んでほしい本かも。
はじめに松永さんは、専業主婦イメージの「人生ぬくぬくプラン」と、働く女性の「人生わくわくプラン」を紹介。私自身は、間違いなく後者だなあ〜。
それから、面白かったのが、結婚版マズローの法則。
心理学者は、人間の欲求を5つの階層に分け、人間は最も切実かつ優先権をもつ欲求を持たすと次の階層の欲求へと向かうという。それは、1)身体の組織・機能に関する本能的・肉体的な欲求、2)身体を安定させたい欲求、3)愛する欲求、4)自分自身の品位を保つ欲求、5)自己実現させたいという欲求、だという。
これが結婚版になると、各々が相手に求めるものが、掛け算になるというもの。一人が結婚に自己実現を求めていても、もう一方がちゃんと夕食を作っておいてくれること(=1)の肉体的な欲求)を求めているのでは、5×1の結婚でしかないということ。
かつては、「個」が前面に出ないから、足し算の結婚だとすると、現代は「個」が主体となるから、掛け算の結婚になるのではないか、と松永さんは言う。足し算だと、1+1=2と5+5=10でそれほどの差にはならないが、掛け算だと、1〜25まで、差が大きくなる。
5×5になるような結婚をしたいものですね〜。
紙の本
仕事感(センス)の大切さを学べます
2002/07/07 00:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まさあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、松永真理さんの仕事感を論じており、視野の広い仕事感が記載されていて
気持ちのよい本でした。
以前iモード事件を読んで、松永さんの本は面白いなと思っていたのですが、困惑して
しまう人の描写がこの本でも面白かったです。マイナスに考えがちなことをプラスに
転じるその才能はすばらしいと思いました。
結婚感もそうですが、上司論のところで、メンターとしての上司の必要性を論じて
いるところは、すごく考えさせられていました。現在私は、女性と仕事をする機会
が多いのでなおのこと、この本ではいろんなことを考えさせられました。
自分ももっと自分を生きることで、自分の「水脈」を見つけることにしたいと思います。
紙の本
松永真理さんは私たちと同じ普通の女性なのかも…。もっと仕事を頑張れると思える本。
2001/12/02 20:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:田舎より - この投稿者のレビュー一覧を見る
学歴や実績がある程度あっても、仕事に自信が無い女性は沢山いると思う。社会人として数年間は、仕事を覚えるのに一生懸命で、多分あまり悩まずに夢中で突き進むだろう。しかしその後、仕事を任されるようになってきた頃、結婚はどうしようと悩む頃(一般的にはやはり30歳前後だろうか…)、多くの女性は悩み始めるだろう。このまま会社にいて、自分に管理職が勤まるのか? 大きな仕事を出来るようになるのだろうか? いや、自分には無理だ、と。私もその1人である。
i モードの立役者である松永真理さんは、テレビや雑誌・新聞記事等で見ると、自分の仕事に誇りや自身を持った立派なキャリアウーマンに見える。きっとものすごく能力があり、新卒当時からバリバリと仕事をしてきたんだろう、私たちとは違う人種なんだろうと勝手に想像してしまう。しかし、実はそうではないことが本書でよく分かった。長い間悩んだり、仕事で失敗したりしてきた、普通の働く女性なのだ。そんな悩みを持ちながらも、人生に「ワクワク」を求めて仕事をされてきた。そして、何年もの積み重ねの成果として、例えば「とらばーゆ」の編集長や i モードの看板として活躍することが出来たのだろう。
今、そろそろ仕事を辞めて結婚してしまおうかと考えているような冒頭に述べた方々にとっては、この本は一読の価値があると思う。自分の仕事や結婚に対する価値観や、長い人生への考え方について、再考させられる一冊である。
紙の本
なぜ仕事するの?
2001/09/19 23:45
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投稿者:Jewel - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事は今やどの女性にとっても、結婚と同じくらい重要なこと。どこかのCMではないが、仕事が幸せでなければ、人生も幸せじゃない。悩み、苦しみながら自分の道を探している人はもちろんのこと、これから就職や転職を考えている女性にも薦めたい本である。それにしても、さすが松永真理。この本を書いたのは1994年、加筆訂正を加えているとはいえ、先を読む目は素晴らしい。
紙の本
仕事をして一人前、とは言わない本だから好き
2002/05/17 16:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
年齢、結婚、転職、管理職など女性にとって岐路になることを一つ一つ丁寧に語っている。なぜ仕事するの? の答えは自分が好きなことを見つけて人生に退屈しないため、という感じだろう。
経済的自立を女性もすべき、とかそういう観点からは語られていないので、肩の力を抜くことが出来る。仕事をするのは当たり前でもないし、むかなければしなくたっていいし、でもしてみると楽しいんだよ、という優しい感じの本。
私はこの本の中の「人生わくわくプラン」「人生ぬくぬくプラン」の話がすごくわかりやすくてすごく好き。あなたはどちらを選ぶ???
紙の本
「なぜ仕事するの?」をなぜ読んでしまうのだろう?
2001/03/07 14:56
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投稿者:kama - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう一度仕事をしたい(パートじゃなくてね)と思い続けて、4年ほど経った。再就職のための学校にも通ったし、本もしこたま読んだ。やりたいことも見つかったし、すぐに就職には結びつかないながら資格もとった。それなりに、プランはある。けれども、悩む。迷う。家事は手につかず、部屋に埃はたまり、何にもできずに時間がすぎてしまうときは、落ち込む。理屈ではわかっているつもりなのだけど、感情が納得しないのだ。
そんな時に、本屋で見かけて買ってしまったのがこの本。「就職ジャーナル」「とらばーゆ」の編集長を歴任し、iモード開発の立役者として、押しも押されもせぬ松永真理さんの本読んで、少しは元気になるかなあと期待したのだが…。恐れ多くも感じたことは「なんだ…私とおんなじじゃん。」年齢のことや、結婚のこと、転職のことなどなど、すべて昔私が悩んできたことばっかり。
たった一つ違ったのは、彼女が、安全よりもリスクとスリルを選び取ったということ。それは、とても大きな分岐点だった。そして、20数年前の働く女性たちのほとんどがとらなかった道だった。今の私がこうなのは、その時安全を選んじゃった報いなんだと、気がついた。そして、今ウジウジしているのは、リスクに向かってジャンプする勇気がなかなかでないからだった。この本を、そのジャンピングボードとして使おうと、どうやら思っていたみたい。この本読んでも、ジャンピングボードは見つかりません。悩みも消えません。答えは自分の中にしかない!改めて悟りました。
ただ、今の20代、30代の働く女性たちには、この本はどう読まれるのだろうか。私とは、ちょっと違うような気がする。否、違っていて欲しい。「こんなこと、あったりまえじゃん!」と、この本投げ捨てるような女たちが多くなっているとしたら、きっと未来は明るいぞ。