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魔術士オーフェンはぐれ旅 魔術学校攻防
著者 秋田禎信(著) , 草河遊也(イラスト)
累計1000万部を突破した伝説の大ヒットライトノベル、奇跡の復活!《反魔術士同盟》の攻勢は、ついにスウェーデンボリー魔術学校にも到達した!魔術士たちが後手に回り戦線が崩壊...
魔術士オーフェンはぐれ旅 魔術学校攻防
魔術士オーフェンはぐれ旅 魔術学校攻防
商品説明
累計1000万部を突破した伝説の大ヒットライトノベル、奇跡の復活!《反魔術士同盟》の攻勢は、ついにスウェーデンボリー魔術学校にも到達した!魔術士たちが後手に回り戦線が崩壊した時、拘束されていた《魔王》オーフェンが動き出す!【あらすじ】革命支援組織“リベレーター”の襲来により、原大陸のパワーバランスは崩れた。各地で後手に回り、中立であるはずの市民も暴徒と化した結果、魔術戦士たちは“スウェーデンボリー魔術学校”へと追い詰められてしまう。ベイジットの情報を求めて旅するマヨールは、魔術戦士たちと合流。そこで、“戦術騎士団”団長エドとラチェットによる“魔王”オーフェンの救出計画を知る。しかし、作戦決行の直前、魔術学校に“ガンズ・オブ・リベラル”から新たな刺客が送り込まれ大規模な戦闘が始まってしまった。民間人や一般生徒をも巻き込み、誰もが救いを求める混乱の中、ついに拘束されていたオーフェンが立ち上がる。永き平穏と闘争の果てに辿り着いた、決断の物語。
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紙の本
やはり彼らが振り回す
2015/09/29 15:33
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
魔王オーフェン・フィンランディは議会に召還され、そのまま司法組織の手により拘束されることとなった。キエサルヒマよりやって来た革命支援組織《リベレーター》の介入により、それまではかろうじて均衡が取れていたかに思えた、魔術師と魔術師以外の社会、戦術騎士団とカーロッタ派、神人種族と巨人種族のバランスは崩れ、各組織内での勢力にも変動が起こり、いまや落としどころすら見えない状態だ。
マジク・リン、ラッツベイン・フィンランディ、エッジ・フィンランディはシマス・ヴァンパイア討伐に向かい戻らず、魔王は拘禁されている状態で、戦術騎士団の主導権は新校長クレイリー・ベルムや団長エド・サンクタムに移ったかに見えた。
一方、魔王の末娘ラチェット・フィンランディは、母のクリーオウ・フィンランディの黙認の下、フォルテ・パッキンガムとレティシャ・マクレディの息子のマヨール・マクレディやイシリーンらを手駒とし、大人たちの中にあって自身の意思を示そうと何やら奮闘をしていた。
そして、生き残ったベイジット・パッキンガムは、愛の村という、開拓者社会から隔絶した村に拾われる。
だんだんと昔の調子を取り戻してきましたという展開に感じられる。一人孤独に放浪していたオーフェンが今や組織の絶対的な統括者で、他人を気にかけもしなかったエドが他人を気にしなければならない立場になっているというところに、時の流れを感じざるを得ない。だがそれでも、新世代ではなく彼らが物語を動かしているというところに、安心感を覚えつつも、物足りない様な感じがしなくもない。
巻末には短編「エド・サンクタムの生活」を収録。子供世代に振り回される彼の生活がほの見える。