電子書籍
革命の終焉 小説フランス革命18
著者 佐藤賢一
【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞】盟友デムーラン、ダントンらを処刑台に送り、喪失感に苛まれながらも革命の完成を目指すロベスピエール。最高存在の祭典でフランス人民がひとつ...
革命の終焉 小説フランス革命18
革命の終焉 (集英社文庫 小説フランス革命)
商品説明
【第68回毎日出版文化賞特別賞受賞】盟友デムーラン、ダントンらを処刑台に送り、喪失感に苛まれながらも革命の完成を目指すロベスピエール。最高存在の祭典でフランス人民がひとつになり、対外戦争でも大きな勝利を収めたが、行き過ぎた粛清が恐怖を呼び、公安委員会が分裂。ロベスピエールやサン・ジュストに逮捕状が――。革命は成ったのか。全てを懸けた男たちの運命は。毎日出版文化賞特別賞受賞の歴史巨編、ついに完結!
目次
- 1 罵り合い/2 独裁者/3 もういい/4 強談/5 自発的な改心/6 後悔/7 衝動/8 拒絶/9 合同会議/10 妥協/11 和解/12 提案/13 行方不明/14 腹づもり/15 初心/16 演説/17 なにを聞いて/18 泰然自若/19 約束/20 朝/21 革命家/22 報告/23 醜い/24 発言を/25 収拾を/26 思わぬ告発/27 保安委員会室/28 囚人になれない/29 市警察/30 苦悩/31 パリの指導者/32 パリ武装兵力総指揮官/33 雨/34 動員/35 天井/36 怪我/37 行き先/38 罵声/39 人々/40 未来が/41 世話役/42 春/主要参考文献/関連年表
著者紹介
佐藤賢一
- 略歴
- 1968年山形県生まれ。東北大学大学院で西洋史学を専攻。99年「王妃の離婚」で直木賞受賞。ほかの著書に「象牙色の賢者」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
魅力的な人たち
2020/02/08 05:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
フランス革命の人物といえばロベスピエールくらいしか知りませんでしたが、18巻読んですごく勉強した気になりました。なんといってもミラボーの存在感。潔癖なロベスピエールとは対照的に、柔軟にときには搦手を用いるやり方は魅力的。彼が生きていたらおそらく違う道を辿ったのでは、と思いました。また豪放磊落なダントン、独特の言葉を持つデムーランなど、楽しい人物がたくさん登場。王を倒して共和制に移行、その後はいろんな派が政権を握る。結局は政治闘争だったのかなぁとも思います。その後を描いた同著者の『ナポレオン』も読みたいです。