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[証言録]海軍反省会
著者 戸高一成
「数百時間に及ぶ、日本海軍中堅幹部の肉声が遺されていたという事実に、驚きを禁じえない。感動した」と、戦史研究家の半藤一利氏も思わず心高ぶった感想をもらされたように、本書は...
[証言録]海軍反省会
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〈証言録〉海軍反省会
商品説明
「数百時間に及ぶ、日本海軍中堅幹部の肉声が遺されていたという事実に、驚きを禁じえない。感動した」と、戦史研究家の半藤一利氏も思わず心高ぶった感想をもらされたように、本書は、極秘で開催され続け、その後、現在まで秘蔵されていた、「海軍反省会」の生々しい記録である。「海軍反省会」は、昭和55年3月28日に、水交会で第一回を開催し、以後、12年にわたり継続した。本書は、この第一回から第十回までの会議において、各員が発言した記録のテープを文字に起こしたものである。この十回分を選定したのは、全体量が膨大で、全文の刊行が困難であることもあるが、当初、この程度の会合で、一定の結論を出すことを目的としたため、初期の会合で、重要事項がほぼ網羅されているためでもある。肉声に宿る、真実の証言が満載された、読み逃せない一冊である。
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紙の本
海軍士官達の反省録。
2009/08/03 22:26
15人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
帝国海軍讃歌ではない海軍士官達による海軍の体質批判自体は評価出来る。しかし、特務士官以下の海軍軍人達の視点から見た海軍批判もあった方がいい。
この本にも出て来るが、兵学校出身の海軍士官の方が階級が低くても機関学校出身の機関士官より指揮権がある、というのも、帝国海軍という軍隊は、英国海軍仕込みの階級社会を無批判で明治日本に導入した結果なのは分かっていても、どこかおかしな存在だ。陸軍だったら少なくとも指揮権に関しては階級が全てなのに。
なお、口絵写真のキャプションで、「華頂宮博信少佐」とあるが、臣籍降下されているので「侯爵華頂博信少佐」の間違い。