電子書籍
雲の王(空の一族シリーズ)
著者 川端裕人
気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮し。ある日、自分たちが天気を「よむ」能力を持つ一族の末裔であることを知る。美晴にも天気を予知する不思議な能力が出現し、特別研究チ...
雲の王(空の一族シリーズ)
雲の王 (集英社文庫)
商品説明
気象台に勤務する美晴は、息子の楓大と二人暮し。ある日、自分たちが天気を「よむ」能力を持つ一族の末裔であることを知る。美晴にも天気を予知する不思議な能力が出現し、特別研究チームへの参加を任命される。それは、代々“空の一族”が担ってきた「外番」の仕事をすることを意味していた。「外番」とは、そして一族の「役割」とは一体何なのか? かつてない気象エンタメ小説、ここに開幕!
目次
- 序 章 台風の目/第一章 八月の世界樹/第二章 月光環/第三章 ナーガの雨/第四章 目の壁/第五章 惑星波/終 章 アコウの根/謝辞など
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
雲を見る感じる
2019/12/07 23:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:H2A - この投稿者のレビュー一覧を見る
古くから歴史の影に存在する雲の一族。空気の匂いを感じたり、色を見ることができる特殊な能力を持った人々。その中の一人南雲美晴は子供を一人持つ母親で気象台に勤務して平穏な日々を送る。彼女の兄はしばらく前から音信不通になっていた。美晴自身がうっかり漏らしていた自身の能力はいつの間にか『外番』の適役として職場の上層部にも知れていたことから、あるプロジェクトに誘われる。その中で『郷』に行き着いて自身のルーツに深く関わることになる。色恋沙汰もなくある意味健全なストーリーで、テーマも提示されながら深く追及もされずに終わりあっけなく淡泊な展開。でもこの作者のこうした潔さが良い。人知れず歴史の影に生きてきた雲の一族は散り散りになり埋もれていくと予見している。「けれど、美晴は、頭上の空を見る。地を這う日々を生きながら、すべての生命を循環させる空を見る・明日からもきっとそうだ。」この作者の美質が良い方に出た佳作。
紙の本
あたらしい切り口
2015/08/24 00:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:m82 - この投稿者のレビュー一覧を見る
異能力者ものが好きで、いろいろ読みましたが気象との絡みははじめてでしたので新鮮で、一気に読んでしまいました。
ただ、目からうろこ…や目の前に広がる…までいかなかったのでもう一度最初からゆっくりと読み返してみます。
同じ作者の他の作品の購入を検討しています。
紙の本
文字通り雲をつかむ話しでした。
2015/12/24 09:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
特異な能力を持った人は、やはり存在するのだなあとこの作品で改めて思ったけど、この手の話しは苦手なので正直あまり面白くなかった。
正直言うとこういう美晴のような人たちを受け入れる自分と受け入れれない自分とか混在することに気が付いた。それがわかっただけでも読んだ価値はあったかなと思う。