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魔術的リアリズム ──メランコリーの芸術
著者 種村季弘
1920年ドイツ。表現主義と抽象全盛の時代に突如現れ、束の間妖しく輝き、やがてナチスの「血と大地」の神話の陰に消え去った、幻の芸術があった。歴史の狭間に忘れ去られた画家た...
魔術的リアリズム ──メランコリーの芸術
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魔術的リアリズム メランコリーの芸術 (ちくま学芸文庫)
商品説明
1920年ドイツ。表現主義と抽象全盛の時代に突如現れ、束の間妖しく輝き、やがてナチスの「血と大地」の神話の陰に消え去った、幻の芸術があった。歴史の狭間に忘れ去られた画家たちの軌跡を克明にたどり、仇花のごとき芸術の誕生と死を通して、ある時代の肖像を鮮やかに描きだした名著。
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紙の本
1920年代のドイツに束の間に起こって消えた「新即物主義」と呼ばれた美術運動を担った画家とその作品について論じた興味深い書です!
2020/04/22 10:32
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、1920年代にドイツで起こった「新即物主義」と呼ばれた美術運動とそれを担った画家について論じた興味深い一冊です。同書の中で著者は、「表現主義と抽象全盛の時代に突如現れ、束の間、妖しく輝き、やがてナチスの<血と大地>の神話の陰に消え去った幻の芸術があった」と、この「新即物主義」の美術運動を表現しています。同書では、「アントン・レーダーシャイト―絶対零度の孤独」、「フランツ・ラジヴィル―世界鏡としての魔術的球体」、「アルベルト・エレボー―独身者の部屋」、「クリスティアン・シャート―皮膚の上の滑走」、「カール・グロスベルク―黒いメランコリー」、「ゲオルク・シュリンプフ―無時間的な生の一齣」、「リヒャルト・エルツェ―壜の中の精霊」、「ルドルフ・ヴァッカー―事物の言葉」、「ハノーファーの牧歌的リアリズム―環境への偏愛」、「オランダの魔術的リアリズム―文化の不安」という10人の画家と作品がとりあげられています。なかなか刺激的な一冊です!