商品説明
1974年10月14日は「日本の夢が終わった日」。長嶋茂雄引退試合と三井物産爆破事件が同時に起きたその日に、過激派の次代の「エース」下山英二が突然、失踪した。彼はなぜ逃げたのか?下山を追う刑事、下山が愛し続ける女、下山と決別した弟。かつての裏切りを許せない者と許す者。もう二度と会うはずのなかった男女が42年ぶりに再会した時、最後に見たものは絶望か?希望か?
運命を引き裂かれた人々の「明」と「暗」をスリリングに描く一気読み必至のミステリ!
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紙の本
堂場瞬一氏の究極のエンタテイメント小説です!
2020/07/09 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『8年』、『雪虫』といった作品や、その後の「刑事・鳴沢了シリーズ」、「真崎薫シリーズ」、「警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ」など数々の話題作を提供し続けておられる堂場瞬一氏の作品です。同書は、1974年10月14日が舞台です。この日、長嶋茂雄引退試合と三井物産爆破事件が同時に起きました。また、そうした大事件とは別に過激派の次代の「エース」として目されていた下山英二が突然、失踪します。下山を追う刑事、下山が愛し続ける女、下山と決別した弟といった、もう二度と会うはずのなかった男女が42年ぶりに再会します。この時は、彼らは何を見たのでしょうか?堂場氏の究極のエンタテイメント小説です!
紙の本
ミスター
2016/12/05 20:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題の「1974」は、長嶋茂雄氏が現役を引退した年で、正確には10月14日と続く。このセレモニーと、学生運動に携わっていた男の物語を絡ませて描いている。いかにもスポーツものが得意な堂場氏らしい着眼だが、一見、力作のようで荒削りの感が否めない。ミスターの引退をキーワードにするなら、もっと連動させるべきだし、単に「あの日」というだけでは深みが出ない。甘さが残る一冊。