- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2016/10/28
- 販売終了日:2018/04/04
- 出版社: KADOKAWA/角川書店
- レーベル: 角川書店単行本
- ISBN:978-4-04-104778-1
読割 50
商品説明
錯綜する虚構(フィクション)と現実(リアル)。
妖怪が各地に出現し、荒んだ空気が蔓延する日本で“妖怪狩り”が始まり――。
榎木津平太郎、駆ける!
富士の樹海。魔人・加藤保憲の前に、ある政治家が跪いていた。太古の魔物が憑依したその政治家に、加藤は言い放った。この国を滅ぼす、と――。妖怪が出現し騒動が頻発すると、政府は妖怪を諸悪の根源と決めつけ、駆逐に乗り出す。世相は殺伐とし、民衆は暴力的となり、相互監視が始まる。妖怪専門誌『怪』関係者は、この異常事態の原因究明のため、村上健司らが入手した呼ぶ子を出現させる謎の石の研究を続けるが……。
≪目次≫
破
拾壱 妖怪小説家、一計を案ず
拾貮 邪神、なんとなく覚醒す
拾参 暴徒、御意見番を急襲す
拾肆 異端の輩、忽然と蜂起す
拾伍 霊視者、外道照身の妙技を顕す
拾陸 付喪神、黄昏に霊威を示す
拾漆 妖怪者、霊峰麓に屯す
拾捌 古きもの、信者と共に発動す
拾玖 怪談蒐集家、突撃す
廿 百鬼百怪、大翁の許を目指す
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紙の本
京極氏登場
2016/11/23 12:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
2巻目になってやっというかとうとう京極氏(ご本人・笑)も登場し、さらに破天荒な展開をなりますが、この巻では結構鋭く現在の世相への風刺や社会への警鐘が全体を通してなされています。
私はホラー系や怪談は読まないので存じあげない方も多いのですが、私でも名前を存じあげている作家さん達もてんこ盛りで出てこられます。
小説好きには面白いというよりもひたすら楽しいというのが今の気分でしょうか。
紙の本
京極氏登場。
2017/06/26 15:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナニヤラ不穏な世相に包まれて始めた日本。妖怪が可視化になって、代わりに心霊現象がなくなり、荒んだ心の人間が増え猟奇的な犯罪も増える。
妖怪がすべての根源と糾弾され、身動きが取れないどころか、私刑寸前。
しかし、水木御大だけは安泰。
風呂敷を広げすぎてない? 的な展開であります。