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電子書籍
P+D BOOKS 五番町夕霧楼
著者 水上勉
映画化もされた不朽の名作がここに甦る!昭和20年代半ば、京都で遊郭の娼妓となった片桐夕子、19歳。貧しい寒村生まれが故、家族のための決心であった。哀れに思った女主人・かつ...
P+D BOOKS 五番町夕霧楼
05/02まで通常715円
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五番町夕霧楼 (P+D BOOKS)
商品説明
映画化もされた不朽の名作がここに甦る!
昭和20年代半ば、京都で遊郭の娼妓となった片桐夕子、19歳。貧しい寒村生まれが故、家族のための決心であった。哀れに思った女主人・かつ枝の配慮により、西陣の大旦那に水揚げされそのまま囲われる道もあったが、夕子は自ら客を取り始める。最初の客で頻繁に通ってくる修行僧・櫟田正順、夕子との仲を疑われている彼が前代未聞の大事件を起こした――。
二人の関係が明白となる結末が切なく心に沁みる。実際に起きた事件と対峙した著者が、それぞれの人物像を丹念に描いた渾身の作である。
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紙の本
五番町夕霧楼
2020/12/09 20:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和二十五年の金閣炎上を描いたもの。三島由紀夫の『金閣寺』とは違い、主人公は金閣を燃やした青年僧の幼馴染の芸者であり、金閣を燃やした青年の内面については深く踏み込んでいるわけではない。それでも芸者の夕子と僧侶の正順の関係がとても美しく描かれている。