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海霧(上)
著者 原田康子
幕末の佐賀に生まれた幸吉は、米問屋に奉公に出るが、「新しい時代の産物」石炭に魅せられ、坑夫となってエゾ地へと渡る。広大な未開の地にあって、己の力と才覚で新しい人生を切り開...
海霧(上)
海霧 上 (講談社文庫)
商品説明
幕末の佐賀に生まれた幸吉は、米問屋に奉公に出るが、「新しい時代の産物」石炭に魅せられ、坑夫となってエゾ地へと渡る。広大な未開の地にあって、己の力と才覚で新しい人生を切り開いていくのだった・・・。幕末から明治、昭和へと、激動の時代をひたむきに生きた著者の血族を描いた物語。吉川英治文学賞受賞。(講談社文庫)
目次
- 肥前の男
- おさよ
- 久寿里
- 隣人
- 飛雪
- 北洋商会
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わくわくする
2021/01/11 19:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tam - この投稿者のレビュー一覧を見る
華、という言葉がある。時によって内容はさまざまでも、なにかしら惹かれるものがあることを表している。
これからどうなるんだろうという、わくわくした気持、先を早く読みたいという焦りに似た思い。本を読むことの一番の喜びはこれに尽きる。
維新前後の時代を、平出幸作という一人の庶民が未来を切り開いてゆく過程は痛快なだけでなく、丁寧に落ち着いた筆致で書かれている。
はじめのところが過去と現在が混淆して分かりにくいが、少し読んだところで最初に戻って読み返せばなるほどと腑に落ちる。
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大河小説の上巻
2023/10/02 10:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
大河小説の上巻で幕末から明治初期の時代を舞台としている。歴史上の有名人物を扱っているわけではなく、いわゆる庶民の歴史である。その分、とても身近に感じられる。人物の描き出し方 がくっきりとしていて皆とてもいきいきとしている。特に主人公夫婦には心惹かれるものがある。かなり以前に既になくなっている作家であるが、初めて読んで感銘を受けた。