山神さまと花婿どの

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投稿者：うりこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

山神様がとても優しいんだけど不器用で、ネガティブな受とすれ違ったりしながら愛情を深めていく過程がとても良かった。
書き方によってはドシリアスにもなりうるテーマを、そうならないよう上手く纏められていて、すんなり読めました。
私はこれ、すごく好き。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

あらすじに惹かれて購入しました。

山神さま攻めと、生け贄の受け。受けと攻めの両視点。

ネタバレかあります。

貧しい村に住む受け（18才）は赤ん坊の頃に両親を亡くし、それを哀れと思う村人たちによって育てられました。

しかしその村に干ばつが襲い、寒い冬を越すための収穫が見込めないと判断した村人たちによって、血縁者のいない受けが生け贄となります。

育ててもらった恩返しにと、受けはその役を引き受け、神さまがいるとされる山に置き去りにされても恨み言一つすることなく、その時を待ちます。

やがて置き去りにされたところに、大きな白い狼がやって来て・・・

ここから、生け贄として食べて村に恵みをお与えください、いやダメだ帰れ、とよくある応酬があったり、山神さまに認めてもらってホッとしたのも束の間、次は村から村長の孫がやって来て受けを連れ帰ろう、禁忌である山に入って動物や木の実をとろうとするなど、ハラハラする展開が続きます。

そして山神さまが受けの願いを聞き入れて、山の恵みをとることを今冬だけ許したくだり・・・これ絶対、村人から裏切られるパターンと思っていたら！

受けのルーツにまつわる話が出てきて、その心配は吹き飛びました。逆に、山神さまと受けの因果関係が明らかに。先祖が犯した罪と代々引き継がれてきた罰を、受けは償えるのか？ここはちょっと泣きました。

ハッピーエンドなのですが、水神さまたちのその後が気になります・・・水神さま、こわい。

エッチに関しては前半に獣◯が、思いが通じ合ってから人型と獣◯があるので、苦手な方はご注意ください。

電子書籍だと挿し絵がなく表紙の絵だけなので、山神さまや水神さまの人型の姿が見られないのが残念でした。

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投稿者：ゆきちん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

干ばつで困窮した村のため、山神さまの贄にされた孤児の受と
勝手に贄を連れてこられて怒り心頭の攻（山神さま）の
8割方が童話のようなBL。

文章や世界観は割としっかりしていて読み応えがあります。
山神さまとその庇護を受けたカシコイやミギ、ヒダリなどの
名前をもらった動物たちもいい感じです。
ただ、出てくる人間がみんなバカすぎて腹が立ちます。

山神さま「帰れ」
受「自分を食って雨降らして」
このやり取りが中判近くまで続きます。長いです。
健気なのかもしれませんが、山神さまの言い分のほうに理があるため
頑固な受にうんざりしてきて萌えが行方不明に。
前半一度ある交わりも、もはやスポ根の様相でちょっと笑えます。
（最後に愛のある交わり有）

9割もふもふでした。
そこは良かったけどラブがわかり辛く、最後まで萌えられなかった。

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投稿者：ハム　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

村のために、村八分にされていながらも自ら生贄になることを決めたが、実際に生贄になってみると噂と全く違った。