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巨匠とマルガリータ (上)
「それでは,どうしても悪魔は存在しないと言うのですか?」首は転がり,黒猫はしゃべり,ルーブル札が雨と降る.黄色い花を抱えた運命の女,ゴルゴタを焼く灼熱の太陽……春のモスク...
巨匠とマルガリータ (上)
巨匠とマルガリータ 上 (岩波文庫)
商品説明
「それでは,どうしても悪魔は存在しないと言うのですか?」首は転がり,黒猫はしゃべり,ルーブル札が雨と降る.黄色い花を抱えた運命の女,ゴルゴタを焼く灼熱の太陽……春のモスクワを舞台にブルガーコフ(1891-1940)が描く,20世紀ロシア最大の奇想小説,物語のるつぼの底に待つのは何か?――「私につづけ,読者よ.」(全2冊)
目次
- 目 次
- 第 一 部
- 1 見知らぬ人とは口をきくべからず
- 2 ポンティウス・ピラトゥス
- 3 第七の証明
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紙の本
おすすめランク☆☆
2015/12/29 14:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩崎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本が文庫になれば・・・とツィートしていた方がいて,気にはしていた。それで文庫本が出たとき,早速買って読んでみた。読み進むにつれブルガーコフの魔術にすっかり魅入られてしまい一気に読了したが,読みながらこの物語のラストが気になって仕方がなかった。再読するのが楽しみだ。
紙の本
重層的小説
2023/01/24 13:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪夢的物語が1930年代のソ連を背景にしているのは間違いないが、ケチな反共小説などではない。重層的な仕掛けに富むこの小説は同時代人よりむしろ後の世代の人の方が楽しめることだろう。同時に、やはりウクライナやロシアの文学史や歴史を背景にしているのも確かであり、2022年になって読むとここにも目がいく。