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ブルズアイ
著者 小森陽一
航空自衛隊で戦闘機パイロットの敵役として空を飛ぶ陸。生と死の狭間に絶えず身を置く訓練で着実に飛行技量は上がり、その一方で空への純粋な憧れは薄れつつあった。管制官になった速...
ブルズアイ
商品説明
航空自衛隊で戦闘機パイロットの敵役として空を飛ぶ陸。生と死の狭間に絶えず身を置く訓練で着実に飛行技量は上がり、その一方で空への純粋な憧れは薄れつつあった。管制官になった速、救難ヘリを操る菜緒、Ｆ‐２乗りの笹木ら、かつて競い合った友が自分の道を一歩ずつ進むなか、陸は何を求めて空に上がるのか。そして彼は天神に出会うことができるか。大人気シリーズ、ついに感動の完結。
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紙の本
陸にとってのブルズアイ
2020/08/31 11:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
天神シリーズの最終巻です。
・天神
・音速の鷹
・イーグルネスト
・風招きの空士(外伝)
・ブルズアイ
なかなか続編出ないなぁ……と思ったらとっくに出ていて、慌てて取り寄せた最終巻。
〇〇シリーズという副題がないと、たまにやらかすポカだったりします。
そして今回、いきなり陸がアグレッサーになり、ブルーマーダーに乗っていた！ので、テンション上がりました。
全体通して読みやすく、詳しい専門知識がなくても分かりやすく楽しめました。
飛行機大好きでも、メカに全く強くない私にはありがたい……。
主人公の陸は、本当に飛行機の操縦以外はダメダメな天才気質なので、恋愛面ではクダクダに流されまくり……以前巻で速の『舞子に流されるんじゃないかフラグ』的なものがあったので、若干ヒヤヒヤしましたが、最後はおさまるとこにおさまり、一安心。
最終巻らしく、陸もみんなも少しずつ成長し、大人になりました。
シリーズ通してそれぞれに盛り上がりがありますが、私が一番読み返し率が高いのは、イーグルネストでした。
正しく鷹の巣……ワクワクしますね、舞子ちゃんじゃないけどそりゃ見られるなら観戦したいわ！
空自が舞台でかなりフィクション色は強いですが、通して政治色は強くありません。
実際の隊は情勢により基地の拠点が変わったりするので、読んだその時＝現在の配置ではないかもしれませんね。
単純にこんなことがあったら凄い！
と、大人から子供にも(たぶん)楽しめる飛行機シリーズです。
