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電子書籍
日本史真髄(小学館新書)
著者 井沢元彦
逆説シリーズ著者が「日本史の極意」を公開。井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』シリーズは、大ヒットした歴史ノンフィクションの金字塔ともいうべきロングセラーです。最新刊...
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日本史真髄 (小学館新書)
商品説明
逆説シリーズ著者が「日本史の極意」を公開。
井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』シリーズは、大ヒットした歴史ノンフィクションの金字塔ともいうべきロングセラーです。最新刊『日本史真髄』は、これまで編年体で展開した「逆説」シリーズとはまったく視点を変えて、「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つのテーマで日本史全体を捉え直し、日本人の思考や行動を呪縛するものの正体を歴史的事件から読み解いていきます。
例えば、江戸時代の歴史は、朱子学が分かってないと理解できません。織田信長が明智光秀に殺された本能寺の変を目の当たりにした徳川家康は、主君への忠義を絶対とする朱子学を導入し幕府体制を盤石にしました。ところが、その朱子学のために尊皇論が起こり、二百七十年続いた幕府は倒されてしまう。なぜか。徳川家は「覇者」であって天皇家こそ真の「王者」とする朱子学の思想に武士達が目覚めたからです。この朱子学の影響は、士農工商という身分差別や幕末期の日本外交にまで悪影響を与えているのです。
井沢氏が三十年以上かけて体得した「日本史を理解する極意」をすべてさらけ出した「逆説史観」の真髄。この一冊で百冊分の教養が身につく決定版です。(2018年8月発表作品)
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紙の本
記憶の整理になった
2019/03/11 21:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容としては、今までの『逆説の日本史』の流れになっているが、ややバージョンを変えつつあるような気がする。そこまで言い切ってていてもいいの?というものもあるが、骨太部分は個人的には賛同しているので少し位変なところがあっても愛嬌で読める。AMAZONの評価を見ると、低評価をしている連中がいるが、大方、学者の端くれなのだろう。でもどう考えてもその低評価は正鵠を得ておらず、些末ところを非難しているだけに見える。もう少し著者の意見を参考にした方がいいのではないかと思う。
紙の本
日本人とは何か、ということ
2021/09/12 22:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る
『崇徳上皇が亡くなられたのは、1164(長寛2)年。約100年後の1274(文永11)年、日本はモンゴルの襲撃を受け、1364(貞治3)年には南朝が衰退している。さらに、約100年後の1467(応仁元)年には応仁の乱が起こっている。このように、100年ごとに何か悪いことが起こるという意識を朝廷は持ち続けてきた。実は、1964(昭和39)年東京でオリンピックが開催される直前、昭和天皇は讃岐の白峰宮に勅使を派遣した』崇徳上皇の死はそれだけ大事件だったわけだ。でも、その大事件を起こしてしまったのは、自分たちだ。どんなに後悔してももとには帰らない。そして、20世紀になっても勅使を派遣しないといけない。こんな話を歴史の授業に入れていけば生きた歴史を伝えることが出来るだろうにと思う。
日本のリーダーにはリーダーシップがないっていうけど、持たせないように教育しといて、「物事は一人で決めてはいけない」と言っていて、持てるわけないだろう。何を今更って思う。