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- カテゴリ:一般
- 発行年月:1998.3
- 出版社: 法政大学出版局
- サイズ:20cm/354,51p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-588-02192-3
- 国内送料無料
紙の本
エルサレム 記憶の戦場 (りぶらりあ選書)
常に戦いにあけくれてきた都市に記憶がどんな作用を及ぼしたか。エルサレムの美、残酷、歴史、考古学、宗教、人々、果てしない魅力を詩情豊かに、描く。さらにこの都市が、長年にわた...
エルサレム 記憶の戦場 (りぶらりあ選書)
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商品説明
常に戦いにあけくれてきた都市に記憶がどんな作用を及ぼしたか。エルサレムの美、残酷、歴史、考古学、宗教、人々、果てしない魅力を詩情豊かに、描く。さらにこの都市が、長年にわたり我々の想像力を把持してきた様も描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
アモス・エロン
- 略歴
- 〈アモス・エロン〉1926年ウイーン生まれ。エルサレム・ヘブライ大学で法律を、ケンブリッジ大学で歴史を専攻。ジャーナリスト兼歴史家。著書に「敵視の狭間で」など。
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紙の本
記憶の中の都市。
2011/03/09 21:27
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「世紀末」に出た本なので情報的には古くなった箇所はある。
超正統派から世俗派のユダヤ人、キリスト教徒、ムスリムの記憶にあるエルサレムという都市を、それぞれの立場から書いている。
著者は世俗的な側のユダヤ人だが、超正統派のユダヤ教徒について「ずっと昔に消えてなくなったゲットーを目の当たりにする気持ちになる」、「同時に、アウシュヴィッツやトレブリンカの焼却炉の煙突から煙となって消えていった、自分の祖父母を目の当たりにするような気持ちにもなる。」(249~250頁)という相反する感情を持つのは著者がウィーン生まれで、おそらく親戚に超正統派のユダヤ教徒がいたのだろう。
フラウィウス・ヨセフスやキリスト教の各宗派についての記述も目立つ。
「エルサレムの20世紀」によると、1967年の第3次中東戦争後のイスラエル軍の東エルサレム占領後、著者は東エルサレムに住んで「アラブ=イスラエル和解運動のパイオニアの一人」(「エルサレムの20世紀」419頁)とある。この本の中に書かれているのはイスラエルに占領された時の出来事を淡々と書いているだけだ。