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いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア (岩波ブックレット)
いじめ加害者が学校に居続け、被害者の側が立ち去るといういびつな現状をどう変えるべきか。精神科医と社会学者が、いじめを取り巻く人々の意識データ、スクールカーストの構造等から...
いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア (岩波ブックレット)
いじめ加害者にどう対応するか
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商品説明
いじめ加害者が学校に居続け、被害者の側が立ち去るといういびつな現状をどう変えるべきか。精神科医と社会学者が、いじめを取り巻く人々の意識データ、スクールカーストの構造等から迫り、被害者優先のケアのあり方を論じる。【「TRC MARC」の商品解説】
いじめ加害者は学校に居続け、被害者の側が外に居場所を求めざるを得ない――こうした歪な現状をどう変えていくべきか。ひきこもり・いじめに関わり続ける精神科医と、教育問題にエビデンスから迫る社会学者が、いじめを取り巻く人々の意識データ、スクールカーストの構造等から迫り、被害者優先のケアのあり方を議論する。【商品解説】
目次
- はじめに――やさしさの落とし穴 内田 良
- 第1章 いじめ加害者対応の難しさ――制度のハードルと被害者の「やさしい排除」 内田 良
- 第2章 いじめ被害の心的影響と加害者処罰の必要性 斎藤 環
- 第3章 被害者ケア優先のいじめ対応へ 斎藤 環× 内田 良
- おわりに 斎藤 環
著者紹介
斎藤 環
- 略歴
- 〈斎藤環〉精神科医。筑波大学医学医療系社会精神保健学教授。
〈内田良〉名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。
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メインタイトルで勘違いしないでいただきたい・サブタイトル通りです。
2022/07/25 12:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、当書を読む前に勘違いしないでほしいことがあります。それは、メインタイトルで『いじめ加害者にどう対応するか』とありますが、当書は決していじめ被害者より加害者を助ける論調ではないことです。サブタイトルにあるように、あくまで「被害者優先」の論調で書かれています。メインタイトルがタイトルなので、「こんな本は読むに値しない」と勘違いされ、読むことを辞める読者が続出するのでは、と私は心配です。
あくまで、著者2人がいじめ解決について、様々な画期的な策を、討論会の席で提案したものをブックレットに示した1冊です。特に、現役の教師の方々にはいじめ対策として大いに役立つ1冊です。大いに参考にしてください。