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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/01/06
  • 出版社: 朝日新聞出版
  • サイズ:20cm/222p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-251445-5

紙の本

私をくいとめて

著者 綿矢りさ (著)

黒田みつ子、もうすぐ33歳。もう一人の自分「A」に脳内で何でも相談できるから、一人で生きていくことに抵抗はないと思っていたのだが…。同世代の気持ちを描き続けてきた、綿矢り...

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私をくいとめて

税込 1,540 14pt

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商品説明

黒田みつ子、もうすぐ33歳。もう一人の自分「A」に脳内で何でも相談できるから、一人で生きていくことに抵抗はないと思っていたのだが…。同世代の気持ちを描き続けてきた、綿矢りさの真骨頂。『朝日新聞』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

【文学/日本文学小説】黒田みつ子、もうすぐ33歳。男性にも家庭にも縁遠く、一人で生きていくことに、なんの抵抗もないと思っている。ただ時々、迷ってしまうことも。そんな時は、もう一人の自分「A」に脳内で相談をするのだが……。著者初の新聞連載小説。【商品解説】

「私の人生って、つまんない?」
「正直に答えてよ、A」。

黒田みつ子、もうすぐ33歳。
男性にも家庭にも縁遠く、一人で生きていくことに、なんの抵抗もないと思っている。
ただ時々、「正解」が見えなくて、迷ってしまうことも……。そんな時は、もう一人の自分「A」に脳内で相談をしている。

私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。
でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこわいんだ―-。

感情が揺れ動かないように、周りとうまく調和するように。
「おひとりさま」を満喫しようと、繊細に気を配るみつ子。

同世代の女性の気持ちを描き続けてきた著者による真骨頂。
著者初の新聞連載小説。【本の内容】

著者紹介

綿矢りさ

略歴
〈綿矢りさ〉1984年京都府生まれ。早稲田大学教育学部卒業。「インストール」で文藝賞、「蹴りたい背中」で芥川賞、「かわいそうだね?」で大江健三郎賞を受賞。

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評価内訳

電子書籍

恋愛小説?

2020/02/08 17:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

こういうのも恋愛小説と言うのでしょうか。
特に、胸きゅんとか無かったけど。
主人公は、淡々としてるという感じ。
周りの脇役が面白かったです。
イケメンだけど、俺様で、奇抜なファッションセンスのカーターと、その顔だけが好きなノゾミ。ノゾミの発言が中々面白かったです。ノゾミが主役のサイドストーリーがあったら、読みたい。

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紙の本

内面の私との対話が寂しさを埋める

2021/01/03 18:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くらげ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公・みつ子の内面の自分(A)との対話、周りの人々とのゆるい繋がりを描いたほのぼのとした物語。みつ子がのほほんとした人だからなのか、おひとり様を自認していながらもあまり自虐的になっていないところが良いな、と思う。1人時間のパートも、内面の自分(A)を登場させて脳内会話させることでまったりとした感じに描きつつ、所々にふとした寂しさやをモヤモヤを挟み込むような形で描かれている。その1人を楽しむ感じと憂う感じの塩梅がリアルだと思った。

多田やノゾミさん、カーター、イタリアに住む友人の皐月など、みつ子の周りの人達が独特なキャラだがいい人達で、個人的にはゆるゆると読める作品だった。

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紙の本

まさかの脳内Siri。ちょっと引いた。

2017/05/31 00:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

綿矢りささんは芥川賞受賞作が合わなくて距離を置いて
いたのですが、「憤死」の書評が面白そうだったので
再チャレンジし、よかったので三冊ほど読んでみました。
残念ながら自分の趣味に合う作品が少ないことが分かり、
今後はゆっくり見ていくことになると思います。

自分の印象ですが、おひとりさま感にコンプレックスを感じる人は、
心にふれるように思います。この作品は、蹴りたい背中に
通じるような自意識過剰でずぶずぶになっている人が
主人公なので、綿矢りささんらしい作品ではないでしょうか。

> 自分が独りぼっちだって、気づいちゃいけないの?
> 孤独に足を取られる?

脳内Siriに言い返すセリフです。
著者が何を見ようとしているか、端的に現れています。

三十代、未婚のプチお局のみつ子。
会社では庶務で、お茶出しなどもやり、仕事に魅力を
感じていません。彼氏がいないことに慣れつつある日常。
きゃっきゃっと騒ぐ若手女性社員たちを横目で見ている
役どころです。

綿矢りささんは、芥川賞受賞時にマスコミに騒がれましたが、
その後メディアに積極的に顔を出すでもなく、粛々と小説を
書き続けています。
本来は自分一人でくよくよと考え込むタイプじゃないかなと
思います。注目されるのもきっと嫌いなのでしょう。
作品だけを見て欲しいと思っていそうで、心に折り合いを
つけるのが大変そうな気がします。

たしか結婚されたんですよね。
この作品は関東が舞台なので、そちらにいるのかもしれません。
半分私小説的な部分があり、恥ずかしそうに文章を
綴っているあたりが特徴だと思います。

もうちょっと割り切った作品が出てくるようになれば、
また読もうと思います。少なくとも一冊はお気に入りですし、
何か活躍を予感させる作家さんであることは事実ですので。

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2017/05/09 11:46

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2016/12/18 14:17

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2017/03/27 08:44

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