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紙の本
消された信仰 「最後のかくれキリシタン」−長崎・生月島の人々 (小学館文庫)
著者 広野 真嗣 (著)
【小学館ノンフィクション大賞(第24回)】新・世界遺産から黙殺された島があった! かくれキリシタンの歴史に光を当てた、長崎「潜伏キリシタン関連遺産」だが、長崎県が作ったパ...
消された信仰 「最後のかくれキリシタン」−長崎・生月島の人々 (小学館文庫)
消された信仰 「最後のかくれキリシタン」--長崎・生月島の人々
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商品説明
【小学館ノンフィクション大賞(第24回)】新・世界遺産から黙殺された島があった! かくれキリシタンの歴史に光を当てた、長崎「潜伏キリシタン関連遺産」だが、長崎県が作ったパンフレットからは生月島の存在が消されていて…。カトリック史の重大タブーに迫る。〔2018年刊の加筆・修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
世界遺産から黙殺された島の「祈りの記録」
250年以上も続いたキリスト教弾圧のなかで信仰を守り続けた「かくれキリシタン」たち。その歴史に光を当てようとしたのが、2018年に日本で22番目の世界遺産となった「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」だ。
ところが、PRのために長崎県が作ったパンフレットからは、「最後のかくれキリシタンが暮らす島」の存在がこっそり消されていた。
その島の名は「生月島(いきつきしま)」。
今も島に残る信仰の姿は、独特だ。音だけを頼りに伝承されてきた「オラショ」という祈り、西洋画と全く違う筆致の「ちょんまげ姿のヨハネ」の聖画……取材を進める中で、著者はこの信仰がカトリックの主流派からタブー視されてきたことを知る。一体、なぜ――。
第24回小学館ノンフィクション大賞受賞作。
文庫版解説・島田裕巳氏(宗教学者)
【編集担当からのおすすめ情報】
「かくれキリシタン」を描いた作品では、作家・遠藤周作氏の小説『沈黙』があまりに有名です。
“弱き転び者”に寄り添う作品を世に送り出した遠藤氏は、生月島で信仰を守り続ける人たちをどう見ていたのか。この点についても、著者は意外な事実を明らかにしていきます【商品解説】
目次
- 序章 ちょんまげの洗礼者ヨハネ
- 第一章 蔑ろにされた「聖地」
- 第二章 長い祈り
- 第三章 受け継がれる儀式
- 第四章 「かくれキリシタン」か「カクレキリシタン」か
- 第五章 壊し合いの歴史
- 第六章 「復活」を選ばなかった理由
- 第七章 バチカンからの目線
- 終章 信じ続ける意味は
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2021/08/05 08:24
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界遺産に登録されている長崎の「かくれキリシタン」。250年以上禁教の時代に信仰を守り通したことの中に実は二つの隠れキリシタン信仰があったとは。1つはカトリック教会を中心とした信仰。もう一つは家にはキリシタンの祭壇の他に仏壇、神棚をもありながら祈りの言葉を口伝で繋げ行事を守り続けた信仰。しかしながら後者の信仰は大半が世界遺産の範疇には含まれていない。生業の変化や人口減少によりこの信仰は消えていく運命なのか?そして後世の人間や多数派、観光面の世界遺産のために消されていく信仰なのかを問いかけている。心の奥の信仰とその歴史を見つめている。