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紙の本
水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで (中公新書)
著者 井上 たかひこ (著)
水面下の遺跡や沈没船を発掘、保存、調査する水中考古学。千葉県沖に沈んだ幕末の黒船を発見し、その後も調査を続けている著者が、自身の体験も織り交ぜながら、世界の海の探検と研究...
水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで (中公新書)
水中考古学 クレオパトラ宮殿から元寇船、タイタニックまで
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商品説明
水面下の遺跡や沈没船を発掘、保存、調査する水中考古学。千葉県沖に沈んだ幕末の黒船を発見し、その後も調査を続けている著者が、自身の体験も織り交ぜながら、世界の海の探検と研究に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
クレオパトラの宮殿、ツタンカーメンに贈られた宝、元寇船、タイタニック…。海底に眠る数々の遺産に光をあてた、探検と研究のドラマ【本の内容】
著者紹介
井上 たかひこ
- 略歴
- 〈井上たかひこ〉1943年茨城県生まれ。米国テキサス州立テキサスA&M大学大学院文化人類学部(水中考古学専攻)修了。日本水中考古学調査会会長。著書に「海の底の考古学」など。
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電子書籍
海の
2021/02/09 02:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロマンというより、完全な学術研究ですね……。クレオパトラの宮殿というと、シーザーとの愛の軌跡かと思うがそうではないし。タイタニックというと、数々の財宝を、思うけど実際は……だし。日本の近海の、元寇の船の沈没物についてのは、知らないことだらけでした
紙の本
冒険ロマンから学問へ。
2016/01/16 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
沈没船や海底都市と聞くと、冒険ロマンの世界のように思えるが、現在は水中考古学という立派な学問分野である。本書は著者の体験を踏まえて水中考古学史の歴史と現状を紹介する。
水中考古学のさきがけとなったのは、1982年にトルコ沖で見つかった古代にトルコからエジプトに向かったと思われる船の遺物というのだからまだ歴史は浅い学問だ。潜水や海底探査の技術、復元・保存方法などの進歩によって初めて現物に手が届くようになったということなのだろう。タイタニック号やクレオパトラの宮殿など世界的に有名なものの研究も本書には載っているが、日本でも「神風が吹いて」沈んだ元寇の船や江戸幕府の戦艦などがある。それらの状況も本書では触れられている。
昔話のように伝えられてきたものが現実に存在したとわかること。それが正しい歴史認識とどうつながるかまではまだまだかもしれないが、それでもわくわくする感じがよく伝わってくる。ただ、コラムや章の分け方、挿入された写真や図面がと文章のつながりなどが今ひとつわかりにくく、読みづらさがぬぐえなかった。せっかくの内容の面白さが上手く整理して伝わってこないというのは読む側の問題でもあるのだろうが、そう言う部分を考慮して評価は少し下げさせていただく。